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7月連休中の通信販売の発送につきまして
7月 17, 2020
7月連休中発送作業をお休みさせていただきます。
ご不便をおかけして申し訳ございません。
どうぞよろしくお願いいたします。
Heroine Jeansをつくる(その3)
7月 02, 2020
今回は初ジーンズを作った感想や学びなどをご紹介します。
ちょっと変えたところ
最初から最後までほぼパターン通りにしたのですが、少しだけ変更したところがあります。Heroineパターンでは全てのシームがジグザグミシン仕上げなのですが、自分のジーンズを見ると後ろヨークや股上が袋縫いになっていたので、そこは袋縫いにしてみました。ヨークと股上が重なるところの厚みが心配だったので、内側の縫代の端から2cmくらいはできるだけカットし、厚みを減らしました。
本当は股下も袋縫いにしようかなと思いましたが(やろうと思えば多分出来た)、自分の手持ちではここもロックミシン仕上げのものがあったので、本当に好みなんだなーと思い、今回は楽なジグザグミシン仕上げにしました。
それから、まだ付けてないのですが、後ろにレザータグをつけようかなと思っています。
初ジーンズを縫ってみて
今回の最大の学びは、家庭用ミシンでデニム生地が全然縫えるということ!それに尽きます。
ちょっと厚い生地だと「家庭用ミシンでは…」と色々な人に言われてきたのですが、全然大丈夫でした!12は大丈夫だったし、13.5くらいまでだったらいけるのではないかと思います。
それに、厚手の生地は結構縫いやすいことがわかりました。もちろん縫代が重なってくると要注意なのですが、直線縫いの時ズレにくく、綺麗に行きます。そして、糸がコントラストカラーなので、やり直したい時に解くのが簡単!間違って布地を切るなんてことがありません。
ウエストベルト付けまでは、ほぼやり直しなしで本当にスムーズにできました。ベルトループとボタンホールが一番難しかった!
これに懲りず、また挑戦したいと思います。次は13.5オンスのセルビッチデニムでトライ!リベットも付けちゃう!予定です。
Heroine Jeansをつくる (その2)
7月 01, 2020
ちょっとしたヒケツ
今日はHeroine Jeansを作ってみてわかった、ちょっとしたコツなどをご紹介します。
・まずは11~12オンスで試す
本格的なジーンズ好きとしては14オンスなどの分厚いセルビッチデニムを買いたい気持ちで一杯だったのですが、ぐっと我慢して12オンスにしてみました。この時、多分ストレッチが入っているのは避けたほうがいいと思います。12オンスだと、春夏用ジーンズくらいの厚さです。
・サイズ表を熟読
サイズ表記だと普通自分だったら10かなとも思ったのですが、仕上がりサイズを考えて8にしてみました。ぴったりでした。丈は、仕上がり寸法と自分の手持ちのジーンズを勘案して、何センチ詰めるかを考えました(洗いをかけると縮むかなと思い、若干長めに)。
・Heroineのハードウェアキットがおすすめ
必要な糸やジッパーが入っています。この糸が縫いやすかった。と思います。ジッパーの長さも完璧。
・糸の使い分け
キットには目立たないところを縫う用の濃紺と、見せステッチ用の金の太番手と細番手が入っています。これをどう使い分けるか、自分の手持ちのジーンズをステップごとに出してきて、じっくり観察しました。糸替えは面倒だけど、そのパーツに不適な糸で縫うと、やっぱりうまく行きませんでした。
基本的には目立つところや丈夫にしたいところの上糸は太い糸、それ以外は上下ともに細いところ。ジッパー周りは細い方で十分です。裏側のあまり見えないところには紺を使いましたが、これは多分個人の好みによると思います。自分のジーンズを観察しましたが、紺糸の使われ方は様々でした。
ちなみに、Bartackと呼ばれている、細かいジグザグ縫い部分は、買ったジーンズでは太糸が使われていましたが、家庭用ミシンでは全くきれいにできませんでした。おかげでベルト通しを何度もリッパーで取り外してやり直す羽目に。
太い糸を使うし生地が厚いので、ミシン針は絶対に厚地用が必要です。
・Bartackの縫いかた
細番手の糸で、振れ幅は2.5mm、長さは0.3でやりました。ただし、返し縫いをする場合は、その返しの目だけ、長さを0.4にしました。0.3で返すと厚くなりすぎて、ミシンが引っかかることがありました。
・自動ボタンホールはできない(やってみては解くという時間が無駄でした)
何度も余り布で練習したのに、ウエストベルトでボタンホールを作ろうとするとうまく行きませんでした。パンツを縫っている間はほとんどやり直さなかったのに、ボタンホールは4回くらい解く羽目に。どうも周りの生地が厚すぎて、ボタンホール押さえがいろんなところに引っかかり、サイズ感がめちゃくちゃになってしまうようです。結局、手でボタンホールを縫いました。ネットを検索すると、やり方がたくさん出てきますよ。カットしてからかがるので、ミシンより綺麗にできました。
・ミシンの準備
ミシンがうまくいかない時の殆どの原因は埃だそうです。それを知って、最近中を開けて掃除をしたばかり。デニムはほつれ易いしゴミが出るので、必要以上に埃を溜めないよう、まずはボビン周りを掃除しておきましょう。
それから、フットペダル。実は今のミシンを買って2年くらい、手元のボタンだけで色々縫っていたのですが(スタートボタンが針のすぐ上にあるので、結構ボタンだけでいけます)、つい数週間前についにペダルを買いました。デニムを縫うには、やっぱりフットペダルがあったほうがいいと思います。
続きは(その3)で。
Heroine Jeansをつくる (その1)
6月 30, 2020
学生時代はお金がなかったので、好きな服を着るためにソーイングを始め、裏地付きのジャケットまで作ったことがあります。この冬も息子のコートを作ったし、おおかたやったかなと思っています。
ただし、ジーンズだけは買うしかないと思っていました。
これがなんと作れた!自分史上かなり画期的な出来事です。
同じように最近ソーイングをまた始めて、いつかジーンズにトライしてみたい方のために、記録を残しておくことにしました。
まずHeroineパターンを
Merchant & Millsで女性用ジーンズのパターンを発見したのは昨年。早速イギリスからハードウェアキットとともに購入しました。ネットで検索すると、ジーンズを自作しようとする人たちの間では、安いジーンズを買ってバラして型紙を作るというのが一般的のようなのですが、初めてだったらHeroineパターンを強力おすすめします。Merchant & Millsのウェブサイトでは、なんと男性用ジーンズもPDF販売されています。
女性用のHeroineは股上が深く女性的なデザインの、今風のジーンズです。インスタで色々と写真を検索しましたが、誰が着ていてもかっこよく見える。太さも絶妙です。
それに、作りかたの説明がとても分かりやすかったです。指示に従って丁寧にやったら、自然とジーンズが出来上がった感じ。家庭用ミシンで作れるように、若干アレンジされていて、生地の厚みがコントロールされています。もちろん慣れたら、本格的なやり方で全然作れると思います。
先日ビデオで頻出の英語のソーイング用語を説明したのですが、新しい言葉がいくつかありました。Tackという言葉がよく出てきて、どうもこれも「しつけ」の意味らしいですね。それとBartackは細いジグザグミシンで棒のように縫って補強すること。French Seamというのは、いわゆる袋縫いのような方法ですが、最初に表側に縫代を出すようです。
続きは(その2)で。
Sew Along 2020! オイルスキンを縫う
6月 27, 2020
さて、今年挑戦したくて勇気がないものの一つは、Merchant & Millsのドライオイルスキンでジャケットを作ること。去年1回ウエストバッグを作ってみたので、縫うのは難しくないことはわかっています。
普通のオイルスキンと違って、ドライオイルスキンはさらっと薄手。防水性はありますが、手触りは普通の高密度コットンと余り変わりません。ということで、パラフィン加工をした帆布などとは異なり、布端は普通にジグザグミシンやロックミシンで始末します。
ただ、注意することが1点。アイロンがかけられないということ。それで、ソーイング用のヘラなどで折ることがおすすめされています。
オイルスキンで作るジャケットはこちら。
そして、TN31
今回は紐やリブも入荷しましたので、どちらもキットでご用意する予定です。
ぜひ一緒に作りましょう!
余談ですが、TN31はツイードやキルティングなどの厚手の生地で作っても素敵!去年エジンバラで買ってきたハリスツイードで縫ったらどうだろう、と夢が広がります。こんな感じにできるかな?
Sew Along 2020! リブを使って仕上げる
6月 26, 2020
去年Merchant & Millsから初めて入荷した幅広リブテープ。こんなにかわいいのがあるんだ!と感動したことを覚えています。無地のものなら日本でも買えますが、ストライプ、しかも絶妙な色合いのニットリブなんて、そうそうありません。
子供が生まれてから、初めてニット生地のソーイングに挑戦しました。やってみたら、その簡単さにびっくり。なんだ、Tシャツってこんなに簡単にできるんだ。
まず、切りっぱなしても基本ほつれません。でも、まあ一応始末をするならジグザグミシンでもいいんですが、バイアステープ!ニットのバイアステープがあると、とにかく早い。自分でも作れますが、私は潔く買うことにしてます。
唯一の注意点は、伸びること。カーブには伸びどめテープを貼りましょう。
針はニット地用のもの、そして糸は上糸か下糸のどちらかは必ずニット用にしましょう。滑りが悪い場合はテフロン押さえがありますが、必要ないことが殆どです。
今回、襟ぐりをリブで仕上げるパターンを仕入れてみました。これでSew Alongにぜひ参加してもらいたいと思っています。
スタッフみんな、このFielderを作ろうと盛り上がっています。リネンとリブの色の組み合わせは無限大!どうしよう〜。
Sew Along 2020! デニムを縫う
6月 25, 2020
セーターも編めるし、夏のトップスだって作れるようになって、もう買うものはジーンズだけ。と思っていたら、昨年Merchant & Millsからジーンズのパターンが出ました。これは挑戦するしかないと思って購入したものの、気後れして1年寝かしてしまいました。
でも、今年はついに作るぞ!
型紙はこちら
そして、ボタン、ジッパー、糸のセットも販売しています
まずは布選びから。せっかくなら本物っぽいジーンズを作りたいと思って、日本のジーンズの産地、岡山の会社でデニム生地が買えないかなと探しました。あった!
こちらの会社です。オールブルー。 生地メーカーさんなのですが、個人でも購入できます。
パターンによると、12オンスまでだったら家庭用ミシンで行けるということで、12オンスをセレクトしました。私はセルビッチがないタイプを買ってしまったのですが、セルビッチがあると(生地幅が細くて、端の耳をそのまま使えるタイプ)その部分はジグザグミシンをかけなくていいので楽らしいです。
ちなみに、私はセルビッチなしのこちらにしました。ストレッチが効かないデニムを探しました。
来た!すごい本物っぽいデニム生地来ちゃいました。どうしようー。と数ヶ月放置。でも5月の連休に思い切って裁断しました。縮むだろうと思って、若干丈には余裕を持って。パターンは丈の調節ができるので、自分サイズの普段のジーンズを参考に丈を詰めました。
さて、縫い始めるのに時間がかかった理由の一つは、キットに入っていた糸たちをどう使ったらいいか分からなかったからです。キットには3種類の糸が入っています。リサーチの結果、一番太いのが表、細いのがボビン(そして細かい部分の表にも)、黒は裏だけのところや目立たせないところ、ということがわかりました。できそうな気がする。
針は手持ちで一番太い#16を使ったら、スムーズに縫えました。でも、調べたらジーンズ用の針というのもあるみたいです。針1本では折れてしまうかもしれないし、念のためこれも入手しています。
Merchant & Millsのパターンでは、試しに普通のコットンで作ってみることをおすすめしているのですが、私はいきなり縫ってしまいました。余り布でちょっと縫ってみたら全然行けそうだったので。
とにかく、1にアイロン、2にアイロン。きちっと折ってから慎重に進めたいと思います。経過はまたブログで発表します!
ちょっと躊躇っているあなたに。ジーンズを実際に作る工程を公開しているウェブサイトを発見したので、紹介しますね。見ているとなんだか作りたくなっちゃいますよ。
こだわりデニムを作ってらっしゃる会社の工程紹介、Part 1とPart 2
http://www.e-workers.net/store/old/24/p3.htm
http://www.e-workers.net/store/old/24/p2.htm
趣味が高じてデニム作り始めちゃった、的なファッション系男子のビデオブログ
https://note.com/yasuhirojimba/m/mc7e925a9b8f6
どちらも工業用ミシン使ってるみたいですが、繰り返しになりますが、12オンスなら普通のミシンでいけるらしいので、信じて頑張ります!