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Trekを使うなら?
9月 05, 2020
デザイン担当のトクコです。Trekを作っていく段階で色々な原料、撚りの試作を試しましたが、今のものを編んだ時、「遂にきた!」と思いました。そのぐらい、この編み心地、肌触り、さっぱり感は出すのが難しかったんだと思います。
「さっぱり感」、この感覚をウールで皆さんは味わったことがあるでしょうか。
撚りをキツくキツくすると糸自体が丸くなっていくのですが、その丸さが肌に触る面積を少なくし、結果さっぱり感に繋がるのではと思います。
ウールでさっぱり!とは何だか変な感じなんですが、それはみなさんがぜひ体感してみてくださいね。
そして撚りのキツさは編み心地、編地、そしてデザインにも色々と波及します。
糸がバネのように伸びますので、編むのはとっても気持ちいい。気持ちいい編み心地とは?と思っているみなさん。ぜひ、一度お試しを!編み心地って大事ですよ。
が、気持ちよく編むと、おそらく大半の人がゲージよりも本番がキツくなりますので、どうぞその点ご注意下さい。小さくて着られない1枚になってしまいます。
次に編地。Paradeもそうですが、Trekも目が揃います。やったね!メリヤス砂漠も恐るることなかれ。どうぞ張り切ってTrekを採用してください。
また糸がしっかりしていますので、初心者の方も編みやすいはず。ドレープは逆に出にくいです。そして靴下にはとってもオススメ!
最後にデザイン。撚りがキツイということは、模様がはっきりでます。もりもりの縄編み模様も楽しめますし、表と裏だけの模様もきれいに出るはずです。
初回、色々とキットをご用意しましたが、またこれいいなというものを随時ご紹介していきたいと思っています。
amirisu自慢の糸、Trekをどうぞ一度、お試し下さいね。
Trekができるまで
9月 01, 2020
amirisuの3番目のオリジナル糸、Trekが9月4日に発売になります!
実はオリジナル毛糸を作り始めたそもそものきっかけは、夏糸の輸入関税が高いことでした。100%国産のリネン糸なんてそもそももはや殆どないのに、いまだに輸入関税は高いのです(関税はほとんどの場合、国内の産業を守るために課されます)。材料さえあれば、もっといい糸が安く作れるはず!それがそもそものきっかけでした。
ですから、ウールの糸をオリジナルで作ると決めるまで、ずいぶん時間がかかりました。実はParadeやWanderlustの試作を始めたのと同じ頃、Trekの試作も始めました。年中使える強撚のメリノ毛糸が欲しいと思っていたからです。
でも、これがなかなか難航。いろいろな材料を試しましたが、もっちりした普通の糸になってしまったり、なんだかサッパリ感がない。普通の糸じゃダメなんです。それで、しばらくお蔵入りしたり。そしてまた、思い出したように別な素材で試作してもらったり。
そのうち浮上したのは、撚糸屋さんに提案してもらったオーストラリアとフランスのメリノウールの混紡。これがとても良くて、そこから捻る回数を工夫していくことにしました。斜行するのではないかと心配する製造方をよそに、もっともっとと捻ってもらいました。やっとできた!去年の暮れくらいの出来事です。
昨今、防縮加工に関しては色々と議論がありますが、毎日履く靴下を編むのなら、やっぱり防縮は嬉しい。そして、毛玉にもなりにくい。ということで、70%は防縮加工したウールを使っています。結果として、100%防縮ウールを使うことなしに、防縮効果を得ることができました。それに、発色もいい。パンツの裾からのぞく、明るいオレンジや黄色の靴下。そんなイメージで色を選びました。
もちろん、ウェアにも最適。Paradeの編みやすさとはまた違った、伸びやかな編み心地をお楽しみくださいね!
編み物しながら、こんなお茶いかが? 04
8月 21, 2020
編み物するときは、お茶しながら。
そんなみなさんに楽しんでほしくて
「TE tea and eating」川西まりさんにセレクトしてもらいました。
夏におすすめの楽しみ方、炭酸割りをコラム03にてご紹介しました。
今回は、お湯を何度も注いで、ゆっくりと長く楽しむ
ベーシックな楽しみ方をご紹介します。
オンラインショップで限定販売していますので
こちらを参考にして楽しんでください。
編み物しながらゆっくりと
移り変わる味と香りを楽しんで
中国茶は何煎にもわたって
長く味わえるのが、嬉しいところ。
みんなで集まって味わうときには、急須で淹れて、
1煎ごとに移り変わる味と香りを分かち合います。
川西さんが選んでくれたお茶の、ベーシックな淹れ方をお聞きしました。
「急須で淹れるときは、茶葉5gにお湯200ml。これで6〜7煎ほど楽しめます。熱湯を注いで、1煎1煎、移り変わる香りと味わいを楽しんでください。大切なことは、1煎ごとにお茶を出しきること。1煎分がいっぺんに飲みきれない場合は、いったんピッチャーに移すといいですよ。長い時間にわたって味わえるので、編み物のお供にうってつけだなと思います」
温めておいた急須に茶葉を入れて、熱湯を注ぐ。
ふたをして1分ほど蒸らしたら、ふたを取って、香りをかぐ。
1煎ごとに出し切ることが大事なのでピッチャーに移す。
ピッチャーから湯呑みに注ぎ分ける。2煎目はさっと蒸らし、3煎目、4煎目と少しずつ蒸らし時間をのばして注いでください。
中国茶は熱湯でサッと入るので、実はとても簡単。
一人のときは、マグカップに茶葉とお湯を直に入れて楽しんでも! これならさらに気軽です。
「急須で楽しむときの半量、茶葉2.5gをマグカップに入れて、熱湯を注ぎます。急須で飲むときと違い、飲み切らずに、残り半量〜1/3くらいになったら、お湯を注ぎ足すのが、美味しく飲みつづけるポイントです。2、3煎ほど楽しめますよ」
温まると茶葉が開き、香りが立つので
茶葉を淹れる前に、茶器を温めておくことも大切。
小さなひと手間が美味しさとなり、気持ちにもゆとりが生まれます。
中国茶用の茶器がなくても、手もとにあるもので、十分に代用可能。
美味しさに目覚めたら、コツコツと茶器を集めるのも楽しみです。
今回、オンラインショップで販売する
川西さんがamirisuのために選んでくれたお茶、
文山包種は20g入り。
編み物しながらマグで味わったり、暑い日にはスパークリングティーにしたり、
いろんな味わい方でぜひ。
飲み比べにもぴったりな
文山包種・東方美人・茉莉白龍珠の3種類セットは各5g入り。
初めての人にも、中国茶好きにも、気軽に楽しめるセットです。
コラム03にて、それぞれの特徴をご紹介していますので、そちらもどうぞ。
川西さんは中国茶教室なども主宰しています。
機会があればぜひ、中国茶の奥深い世界を知るきっかけに!
Profile
TE tea and eating
川西まり Mari Kawanishi
台湾・中国茶を中心にお茶会や教室を開催、お茶の販売やオリジナルティー商品開発、 FANTASTIC MARKET(graf) 主宰など、お茶と食を通じて幅広く活躍。オンラインショップ準備中。スケジュールはInstagramにて。
https://www.instagram.com/te_tea_eating/
Editor & Writer
宮下亜紀 Aki Miyashita
京都に暮らし、編集・文章を書く仕事をしています。
amirisuのフリーマガジン「yomirisu」編集担当。
https://www.instagram.com/miyanlife/
Photograph
石川奈都子 Natsuko Ishikawa
(上から5点)
編み物しながら、こんなお茶いかが? 03
8月 20, 2020
編み物するときは、お茶しながら。
そんなみなさんに楽しんでほしくて
「TE tea and eating」川西まりさんに
おすすめのお茶をセレクトしてもらいました。
中国茶の魅力についておうかがいした
コラム01、02につづいて
オンラインショップにて限定発売する
お茶の楽しみ方を教えてもらいました!
この夏、おうちで
スパークリングティー!
この夏、ぜひ楽しんでほしい!と提案してくれたのは
なんと、炭酸割り!
炭酸水の中に茶葉を入れて一晩置くだけ、
しゅわしゅわっと爽やかな飲み口と
すっきりと澄んだ香り……
洗練されたスパークリングティーが出来上がります。
炭酸水や水出しにぴったり合うお茶として
また、もちろん温かいお茶としてもおすすめのお茶として
川西さんが選んだお茶をご紹介します。
文山包種は
台湾烏龍茶の一つです。
「烏龍茶は半発酵の青茶。完全発酵の紅茶を100とするなら、青茶の発酵度合いは30〜70%。種類によって、けっこう幅があるんです。文山包種は青茶の中でも発酵度が低く、緑茶に近い味わい。台湾では“清香”(チンシャン)と言われる、清らかでフレッシュな香りと、芳しく甘い余韻があります。このお茶は台湾茶においても代表的な烏龍茶で、よく飲まれており、台湾茶を好きになるきっかけになる方も多いです」
清々しく、心地よい余韻。
烏龍茶にほろ苦いイメージを持っていたら、きっとハッとするはず。
このお茶からハマるというのもナットクです。
川西さんが台湾で買い付けた文山包種、ぜひ味わってみてください。
さらに、お茶の世界をもう一歩深く感じてもらえたらと、
文山包種・東方美人・茉莉白龍珠=3種類の飲み比べセットも用意してくれました。
「東方美人は同じく台湾烏龍茶ですが、発酵度が高く、紅茶に近い烏龍茶なんです。高貴な花や果物のような、芳醇な香りが楽しめます。白豪(新芽)も含まれていて、茶葉の色もとても美しい。ヨーロッパでも人気が高く、オリエンタルビューティーと呼ばれています。烏龍茶でも種類によって、香りと味わいが違うことを感じとってもらえたら。炭酸水にするとより香りが引き立ち、まるでシャンパンのような味わいに」
茉莉白龍珠は、ジャスミン茶のこと。
中国茶の一種ですが、六大分類とは区別された、花茶にあたります。
「ジャスミンの花の香りを茶葉に移して作られます。華やかなジャスミンの香りが炭酸水にとても合うので組み合わせました。産毛のついた白い新芽を含み、くるくると丸めてある、珠茶。胃腸の消化作用を高める働きや脂肪分解を活発にするとも言われています。炭酸割りや水出しにすると、えぐみや雑味も出にくくて、おすすめですよ」
今回、炭酸割りした写真3点は
すべてジャスミン茶ですが
3種類どのお茶でも楽しめます。
では、炭酸割りの楽しみ方をご紹介します。
炭酸水500mlに対し、茶葉は5g。
茶葉を入れたらふたを閉め、冷蔵庫で一晩おきます。
気をつけるのは、ふたを開けるとき。
勢いよく炭酸水が噴き出しそうになるので
ふたをゆっくりゆっくり……開けてください。
開いたら、グラスに移してどうぞ。
おもてなしのウェルカムドリンクにもぴったりな、
スパークリングティーです。
「勢いよく溢れ出そうになるので、くれぐれも気をつけて開けてくださいね。3種類どのお茶でも楽しめ、水出しもOK。炭酸割りと同様に、水500mlに対し茶葉5gを目安にして、一晩おくだけ。マイボトルに入れて携帯にもおすすめです(下の写真)。お好みや気分で、楽しんでみてください」
茶葉を入れて待つだけ、とてもラクチンで美味しい。ぜひ試してみてください!
次回は、お湯を注いで味わう、スタンダードな楽しみ方をご紹介します!
Profile
TE tea and eating
川西まり Mari Kawanishi
台湾・中国茶を中心にお茶会や教室を開催、お茶の販売やオリジナルティー商品開発、 FANTASTIC MARKET(graf) 主宰など、お茶と食を通じて幅広く活躍。オンラインショップ準備中。スケジュールはInstagramにて。
https://www.instagram.com/te_tea_eating/
Editor & Writer
宮下亜紀 Aki Miyashita
京都に暮らし、編集・文章を書く仕事をしています。
amirisuのフリーマガジン「yomirisu」編集担当。
https://www.instagram.com/miyanlife/
Photograph
石川奈都子 Natsuko Ishikawa(上から2点、下の1点)
編み物しながら、こんなお茶いかが? 02
8月 18, 2020
編み物するときに楽しんでほしいお茶を
「TE tea and eating」を主宰する
川西まりさんにセレクトしてもらいました。
この夏、オンラインショップからお届けします。
いつも何気なく飲んでいるお茶だけど
深く知れば、もっと楽しい!
前回につづいて、川西さんから中国茶の魅力をうかがいます。
みんなでお茶を飲みましょう
“和大家一起分享喝茶”
中国茶の大きな魅力が、香り。
一煎ごとの移り変わりを楽しむために作り上げられたのが、
功夫茶(工夫茶)。
「TE tea and eating」の川西まりさんがお茶に目覚めたきっかけも
功夫茶でした。
「茶器が小さい理由は、そこにあります。小さな急須で香りを凝縮し、一煎一煎出し切り、移り変わる香りを楽しみます。まずお茶を入れる前に、乾いた茶葉のままで。次に、温めた茶器に入れて、ほのかに温もって、茶葉が目覚めていくのを香りから感じます。さらに、飲んだ後にも、茶葉の香りを嗅ぐんです。香りへの執着がすごいですよね……! お茶のアロマによって、心も身体もすっきりと冴えわたるからなんです」
お茶にはさまざまな種類がありますが、もともとは同じお茶の樹の新芽を摘んで加工したもの。発酵の仕方、製茶の方法によって出来上がるお茶はさまざま。大きく6つに分類されます。
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緑茶:不発酵茶 龍井茶、碧螺春など
黄茶:弱後発酵茶 君山銀針、蒙頂黄芽など
白茶:弱発酵茶 白牡丹、白豪銀針など
青茶:半発酵茶 文山包種、東方美人、安渓鉄観音などの烏龍茶
紅茶:完全発酵茶 キームン紅茶、正山小種など
黒茶:後発酵茶 プーアール茶など
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
飲んだことのあるお茶、それぞれに感じていた味わいの違い。
こうして分類されると、なるほど!と思うところがあります。
「発酵の度合いや火入れなど、製茶の仕方によって、お茶の香りや味わいが違ってきます。どんな産地で、どんなふうにできてきたのか、お稽古でストーリーを聞くのも大好きで。私もお茶を届けるときには、どんな産地で、どんなふうに作られたか、お茶のバックグラウンドも一緒に伝えていけたらいいなと思っています」
今回、amirisuのために川西さんが選んでくれたお茶の一つが、文山包種茶。
台湾の烏龍茶で、「青茶」にあたります。
「台湾でつくられるお茶のメインが、烏龍茶。お茶の産地は台湾各地にあります。茶葉をゆすって、小さな傷をつけると、そこから発酵が始まります。発酵をどこで止めるかによってさまざまなお茶になるのです。烏龍茶は半分発酵させた青茶。烏龍茶の種類はたくさんあり、産地によってそれぞれ味と香りは異なります。烏龍茶はお湯を何度も継ぎ足し、長くゆっくり飲み続けるのに適しているので、編み物しながら楽しむのにぴったりかなって。気持ちが落ち着き、頭が冴えるのも、編み物に適していると思いますね」
たくさん種類があるから
そんなふうにシーンに合わせて選ぶのが、
川西さんのおすすめです。
「朝の一杯、食事と合わせて、夜にゆっくりするとき……、時間帯や気分に合わせてお茶を選んで楽しんでいます。一人で飲むのも、みんなと飲むのも大好きです。一人でお茶を飲むと、「無」になる。「静か」になるというのかな。心が落ち着きます。みんなで一緒に味わうと、心が和んで、心地よくコミュニケーションできます。今、自宅を改装してアトリエをつくっているところなんですが、いつでもさっとお茶が飲める場にしたいんです。一人でも、みんなとも楽しめるように」
いつもそばにお茶があれば、気持ちよく過ごせる。
次回、amirisuのために選んでくれた、この夏おすすめのお茶をご紹介します。
amirisuのオンラインショップで販売しますのでぜひお楽しみください!
Profile
TE tea and eating
川西まり Mari Kawanishi
台湾・中国茶を中心にお茶会や教室を開催、お茶の販売やオリジナルティー商品開発、 FANTASTIC MARKET(graf) 主宰など、お茶と食を通じて幅広く活躍。オンラインショップ準備中。スケジュールはInstagramにて。
https://www.instagram.com/te_tea_eating/
Editor & Writer
宮下亜紀 Aki Miyashita
京都に暮らし、編集・文章を書く仕事をしています。
amirisuのフリーマガジン「yomirisu」編集担当。
https://www.instagram.com/miyanlife/
編み物しながら、こんなお茶いかが? 01
8月 08, 2020
編み物するときは、お茶しながら。
そんなみなさんに楽しんでほしいお茶を
「TE tea and eating」川西まりさんにセレクトしてもらいました。
この夏、オンラインショップからお届けします!
川西さんは大阪を拠点にするデザインユニット「graf」にてカフェを担当し、
お茶と食にまつわるメニューやプロダクト、イベントなどを手がけてきました。
現在は独立して、「TE tea and eating」を主宰し、活動しています。
お茶&台湾ブームも相まって、注目が高まる中、
yomirisu編集部の私が
お目見えに先駆けて、お茶の魅力を教えてもらいました。
お茶と親しむきっかけになりますように。
初めて味わったときの感動が
今もつづいています
川西さんがお茶好きになったきっかけは、
大阪・北堀江にあったアジア料理店「ポーポー屋」で飲んだ台湾茶でした。
台湾・梅山郷の高山茶、梅山烏龍茶。
標高1200mほどの高地で育ち、銘茶として知られます。
お茶の香りを余すことなく楽しむため、小さな急須と聞香杯を使う、
功夫式(クンフー式)で味わったそうです。
「茶葉を蒸らすとき、急須の上からお湯をかけて、ゆっくりと茶葉が開くのを待つ……、そんなふうにお茶を飲むのも初めてのことでした。美味しさに感動して、もっとお茶のことを知りたいと思ったんです」
それから、「中国茶會 無茶空茶」の中国茶教室に通うこと15年。
教室でも、プライベートでも、さまざまなお茶を味わってきましたが、
飽きるどころか、知れば知るほどはまっていったそうです。
「1回のお稽古で味わうお茶は4〜5種類ですが、毎回発見があるんです。飲んだことのあるお茶でも、去年と今年では味わいが違う。同じものは一つとないから、そのときどきの巡り合わせが楽しみで。「無茶空茶」を主宰する黄安希先生は、二十四節気に合わせてお茶を選び、美しくしつらえて教えてくださって。単にお茶の知識を得るというだけでなく、器、花、書、建築、音楽……、お茶からさまざまな世界に広がっていきました。知る喜びに、終わりはない。年を重ねるほど、喜びは増していきますね。食べることが大好きな先生で、点心や甘いものと一緒に出してくださるのも、食いしん坊のわたしには嬉しくて。お茶と食が、自分自身の活動の軸になっていきました」
お茶を味わい、話を聞いて、知れば知るほど自分自身で体験したくなる。ついにはお茶の産地まで赴むくようになった、川西さん。生産者と話し、茶葉を買い付け、お茶に合うお菓子をつくり、お茶会を開いて……、お茶と人をつなぐ場をつくっています。
「世界中にいろんなお茶があるのは、それだけ生活に根ざしているから。お茶会を開くのも大好きですけど、お茶はどんなときでも楽しめるものだから、もっと日常の中に喫茶の機会をつくっていけたらなって、最近は思っています」
今回、amirisuのために選んでくれたお茶はまさしく、日常で美味しく楽しめるもの。お披露目をどうぞ、お楽しみに。お話は、次回につづきます。
Profile
TE tea and eating
川西まり Mari Kawanishi
台湾・中国茶を中心にお茶会や教室を開催、お茶の販売やオリジナルティー商品開発、 FANTASTIC MARKET(graf) 主宰など、お茶と食を通じて幅広く活躍。オンラインショップ準備中。スケジュールはInstagramにて。
https://www.instagram.com/te_tea_eating/
Editor & Writer
宮下亜紀 Aki Miyashita
京都に暮らし、編集・文章を書く仕事をしています。
amirisuのフリーマガジン「yomirisu」編集担当。
https://www.instagram.com/miyanlife/
8月お盆休み中の営業のご案内
7月 30, 2020
(WALNUT Tokyoは8月15日をもって閉店いたします)
通信販売の発送業務は夏季休暇をいただきますので、恐れ入りますがご了承のほどお願いいたします。