編み物しながら、こんなお茶いかが? 04
編み物するときは、お茶しながら。
そんなみなさんに楽しんでほしくて
「TE tea and eating」川西まりさんにセレクトしてもらいました。
夏におすすめの楽しみ方、炭酸割りをコラム03にてご紹介しました。
今回は、お湯を何度も注いで、ゆっくりと長く楽しむ
ベーシックな楽しみ方をご紹介します。
オンラインショップで限定販売していますので
こちらを参考にして楽しんでください。
編み物しながらゆっくりと
移り変わる味と香りを楽しんで
中国茶は何煎にもわたって
長く味わえるのが、嬉しいところ。
みんなで集まって味わうときには、急須で淹れて、
1煎ごとに移り変わる味と香りを分かち合います。
川西さんが選んでくれたお茶の、ベーシックな淹れ方をお聞きしました。
「急須で淹れるときは、茶葉5gにお湯200ml。これで6〜7煎ほど楽しめます。熱湯を注いで、1煎1煎、移り変わる香りと味わいを楽しんでください。大切なことは、1煎ごとにお茶を出しきること。1煎分がいっぺんに飲みきれない場合は、いったんピッチャーに移すといいですよ。長い時間にわたって味わえるので、編み物のお供にうってつけだなと思います」
温めておいた急須に茶葉を入れて、熱湯を注ぐ。
ふたをして1分ほど蒸らしたら、ふたを取って、香りをかぐ。
1煎ごとに出し切ることが大事なのでピッチャーに移す。
ピッチャーから湯呑みに注ぎ分ける。2煎目はさっと蒸らし、3煎目、4煎目と少しずつ蒸らし時間をのばして注いでください。
中国茶は熱湯でサッと入るので、実はとても簡単。
一人のときは、マグカップに茶葉とお湯を直に入れて楽しんでも! これならさらに気軽です。
「急須で楽しむときの半量、茶葉2.5gをマグカップに入れて、熱湯を注ぎます。急須で飲むときと違い、飲み切らずに、残り半量〜1/3くらいになったら、お湯を注ぎ足すのが、美味しく飲みつづけるポイントです。2、3煎ほど楽しめますよ」
温まると茶葉が開き、香りが立つので
茶葉を淹れる前に、茶器を温めておくことも大切。
小さなひと手間が美味しさとなり、気持ちにもゆとりが生まれます。
中国茶用の茶器がなくても、手もとにあるもので、十分に代用可能。
美味しさに目覚めたら、コツコツと茶器を集めるのも楽しみです。
今回、オンラインショップで販売する
川西さんがamirisuのために選んでくれたお茶、
文山包種は20g入り。
編み物しながらマグで味わったり、暑い日にはスパークリングティーにしたり、
いろんな味わい方でぜひ。
飲み比べにもぴったりな
文山包種・東方美人・茉莉白龍珠の3種類セットは各5g入り。
初めての人にも、中国茶好きにも、気軽に楽しめるセットです。
コラム03にて、それぞれの特徴をご紹介していますので、そちらもどうぞ。
川西さんは中国茶教室なども主宰しています。
機会があればぜひ、中国茶の奥深い世界を知るきっかけに!
Profile
TE tea and eating
川西まり Mari Kawanishi
台湾・中国茶を中心にお茶会や教室を開催、お茶の販売やオリジナルティー商品開発、 FANTASTIC MARKET(graf) 主宰など、お茶と食を通じて幅広く活躍。オンラインショップ準備中。スケジュールはInstagramにて。
https://www.instagram.com/te_tea_eating/
Editor & Writer
宮下亜紀 Aki Miyashita
京都に暮らし、編集・文章を書く仕事をしています。
amirisuのフリーマガジン「yomirisu」編集担当。
https://www.instagram.com/miyanlife/
Photograph
石川奈都子 Natsuko Ishikawa
(上から5点)