Photos and Text by Lori Ann Rushfeldt
私の父方は北欧系なのですが、母方はスペイン、メキシコ、そしてネイティブアメリカンの血が混じっています。母方の祖母はニューメキシコ北部の生まれで、祖父はコロラド南部出身でした。北欧（ノルウェー）の血筋については資料がたくさんあるのですが、母の家族についてはほとんど何も記録がありません。手書きのノートがたった3ページあるだけ。幸運にもいま、ニューメキシコ近くに住んでいることもあって、私たち姉妹は祖先のルーツを辿る旅を計画しました。
ニューメキシコのすべてが素晴らしかったのですが、特に歴史、風景、空、そして教会に感銘を受けました。どれも美しくて想像力が刺激されました。ネイティブアメリカンのジュエリーも気に入りました。祖母や母からたくさんのターコイズのジュエリーを受け継いだのですが、その多くを無くしてしまいました。今回の旅では、自分への誕生日プレゼントの意味も込めて、アンティークのターコイズリングを購入しました。そして、アーティストで親しい友人でもあるジェニーンが、そのリングの絵を箱に描いてプレゼントしてくれました。その箱も含めて、私の宝物になりました。
今回のニューメキシコへの旅のために私が作ったのは、手作りの日記帳とカバーです。サンタフェはアメリカでも一番古い州都で、ニューメキシコ州内でも一番古くからある街です。元々の名前である「La Villa Real de la Santa Fe de San Francisco de Asís (アッシジの聖フランシスコに捧げる聖なる信仰の都市)」を短くして、Santa Fe (サンタフェ）と呼ばれるようになりました。この旅を記念して、グアダ
ルーペの聖母（メキシコで最も敬愛されているカトリックの聖母）の絵を描きました。日記はいまだ制作中で、少しずつ記録を追加しています。教会で購入したミラグロスという小さいチャームやメダルなど、旅の間に集めたいろいろなものを縫い付けたりしようと思っています。