8月 23, 2025

初めての台湾 その3

初めての台湾  その3

今回は台北の毛糸屋さん、織物学でのイベントの様子をご紹介します。amirisuのWanderlust Linenを今年から販売してもらっているお店です。

amirisuの毛糸の卸をして欲しいというお問い合わせはよく頂くのですが、皆さんご存知の通り、在庫の確保が非常に難しく、卸をする余裕がなくてほとんどお断りしています。Tingさんのお店、織物学に卸を決めた理由は、ひとつは、今年は去年より在庫が潤沢の「予定」だったこと(結局失敗して、早々になくなりました)、もうひとつは、私たちが織物学をずっとフォローしていて、素敵なお店だなと以前から思っていたからです。Tingさんが編んでいるものも素敵で、amirisuと親和性が高いなと感じていました。

おそらく、ゲストが来てのポップアップをするのは初めてだったようなのですが、さすがヤーンフェスティバルを企画する彼女だけあって、2つも楽しい企画を考えてくれました。

Knit & Sip

Tingさんは大のワイン好きだそうで、お気に入りのワインバーで「お酒を飲みながら編み物をする」という会を企画してくれました。夜だし人が集まらなかったらどうしよう、という心配は杞憂で、20人弱の方が参加してくれました。台湾の方々は皆さん気さくで明るくて(そしてちょっとシャイ)、皆さんが編んでみるものを紹介したり、美味しいお酒やご飯を食べ、あっという間に時間は過ぎてしまいました。すごく素敵なお店だったので、また台北を訪問した際には行きたいです。
お店はこちら: 深杯子 Da'an

Brunch & Knit

翌日は、ブランチを食べながら編み物をしようという、楽しい会からスタートしました。お店は、織物学から歩いていける距離にある、大きなカフェです。その2Fを借り切ってのイベントだったのですが、なんと参加者が大勢!30人近くいたでしょうか?最初は大きなテーブルの周りに椅子を集めて、と思っていたのですが、全然入り切らなくて、分散して座りながら、私たちがテーブルを回るというスタイルに落ち着きました。

すごく若い方(高校生とか!)から、織物学で最高齢の80代くらいのお客様まで、幅広い年代の方々と一度にお会いすることができました。台湾の編み物事情や人気があるパターンなどを教えてもらい、私たちも大満足でした。韓国語でデザインされ、SNSでパターンが販売される韓国と違い、台湾は英文パターンで編むのが盛んで、皆さんRavelryを使っている様子でした。日本人のデザイナーさんも人気でしたよ。

驚いたのは、大半のお客様がWALNUTに来てくださっていたこと!私たちも「台湾からのお客様が多いな」とは前から思っていたのです。前といっても、本当にお店を始めた頃からです。ありがたいことです。
お店はこちら:Dreamers 內湖店

 

Trunk Show

ブランチを食べながらのニットカフェの後は、歩いて織物学へ移動しました。ほとんどのお客様がそのままいらっしゃったので、お店は大賑わい。これに合わせ、サンプルも沢山持参して来ていましたので、それを見ながら、皆さんが編みたいものを話し合っていました。お買い物のお手伝いもさせていただきました。

私たちはといえば、Tingさんが編んだサンプルに夢中。色々試着して、編みたいものもまた増えてしまいました。

ニッター1人ひとり、自分の好きな糸と色で編んで欲しい、ということで、あえてキットなどは用意しないようにしているというTingさん。お会いした方々も、同じパターンを皆さん思い思いの毛糸で編んでいて、個性が感じされる作品ばかりでした。とにかく他の人と同じは嫌だ、という台湾のスタイルも、大変興味深く感じました。

12月には台湾ヤーンフェスティバルに参加することになっているので、また台北を訪問する予定です。今から皆さんと再会できるのが、本当に楽しみです!