7月 11, 2024
とっておきの1カセ – Uist Wool DK
エジンバラのヤーンフェスティバルは、今思い返してみても色々な意味で印象的なイベントでした。息子が産まれて3ヶ月から国内外問わずに出張に連れ回していましたが、このエジンバラが連れ回す最後になりました。ちょうど2歳になったところで、何しろ大変過ぎて、ヘトヘトになりました。
乳児連れの海外出張、みなさん何故か飛行機が大丈夫か心配されるのですが、飛行機で困ったことは1度もありません。別に呼吸ができないことも、耳がおかしくて泣き叫ぶこともないし、バシネットでほとんど寝てくれるし。むしろお金がかからない2歳までが行きどきだと思います。
ただし!何が辛いって、時差ボケです。産まれたばかりの時はほとんど寝ているので、時差ボケにもなりませんが、2歳になるとある!それなのに、時差が何かも理解できず、時差ボケを直そうという意識もありません。旅行中と帰ってきてからの半月近く、毎日2時ごろに起きる2歳児に付き合わざるをえず、死ぬほど辛い目に遭いました。
子供が大変だったことをおいても、このヤーンフェスティバル、印象的だったのは、非常に素敵なイベントだったこと、大人気で大混雑だったこと、それなのにこれが最後になってしまったことです。世界中の人気ブランドが集結していただけでなく、イギリスの小さなミルの糸も沢山売られていて、素晴らしい糸が沢山ありました。人気のイベントだったのに、企画していた方々が燃え尽きてしまったらしく、コロナを機にもう開催されることはありませんでした。本当に残念。
今回紹介するのは、そこで買った秘蔵糸。ナチュラルカラーの原毛だけを使い、混じり具合を調整した、他ではみない美しい毛糸です。イベントでも大人気で、初日のお昼過ぎには在庫が底をつきかけていたのはここだけじゃないかな。それからずっとお店でも仕入れたいと思っているのですが、なんせメーカーの作る量が少な過ぎて、全然買えず断念しました。みなさんもどこかで巡り合ったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
紹介した糸: Uist WoolのDK、cheviot & zwartbles mix