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秋になると、また森へ通う日々がはじまります。そこは、彩度や陰影が増した世界。木々から葉が落ち、森が少し明るくなって、心を開いてくれる気がします。
ある日、近所の国立公園へ散歩に出かけ、観光客などがあまり来ないひっそりとした脇道でこの写真を撮りました。小川の淵に立って光が水面を踊る様子を眺めていると、空気は前日よりも明らかに冷たく感じられました。それは、私とカメラだけの、とてもひっそりとした時間。過ぎ去ったばかりの夏と、すぐそこまで迫る冬との狭間にある自分の気持ちと向き合うために、写真を撮りはじめました。
シャリ・アルトマン