Staff Projects: 野呂くれよんを編もう


素朴な風合いと美しい染めが世界中で大人気の野呂英作毛糸。
海外のお客様からご要望を多くいただき、店頭限定でくれよん 50g玉の販売を始めました!
くれよんはウール100%の手紡ぎ風の紡毛毛糸。次から次へと色が移り変わっていくのが楽しく、贅沢な気持ちになります。同系色がまとまったものもかわいいですが、普段なら同時に使うことがなさそうな意外な色の組み合わせのものもおすすめです。
「人の手で糸を紡ぐ。人の手で出来ないことだけを、機械で補う」との考えのもと手作業を多く取り入れており、染めた原毛を職人が手で量って並べて、ゆっくりと手紡ぎまたは機械紡ぎしているそう。
太さは平均するとAranくらいですが、太くなったり細くなったり、撚りが強くなったり甘くなったりする不均一な糸の仕上がりから手作りの温かみが感じられます。
試しに編んでみたい方におすすめのパターンは、1玉編み切りのSophie Scarf。京都店のアイコさんがカラー475で編みました。全ての色が見えるように上手に巻いています。カラフルですが、一つ一つが落ち着きのある色なので使いやすそう。
最初に糸のグラム数を測っておき、端から少しずつ増目し、糸を半分使い終わったところで折り返して目を減らしていくという編み方。
「意外と編みづらさはなく、色の移り変わりを楽しみながらスイスイ編めました!」
マッカンさんが編んだのは、Ysolda TeagueさんデザインのDaniel’s Hat。Ravelryでフリーで入手できますよ。こちらは2玉ほぼ使い切りです。
折り返し部分は2×2のリブ、本体はブリオッシュ編み。カラーは481です。
「素朴な編み心地で、仕上がった編み地もほっこりとあたたかみがあります」とマッカンさん。
色がどう変わっていくのか楽しみにしながら編み進めたところ、予想に反して規則的なストライプになりました。「糸を玉の内側から取るか外側から取るかで違う印象の作品が作れそうです。自分ではなかなか思いつかない色の組み合わせなのが面白く、野呂ブランドの人気の理由がよく分かりました!」
店頭のみの販売となり恐縮ですが、東京店、京都店の近くにいらした際はぜひお立ち寄りくださいね。
詳細
デザイン:Sophie Scarf by Petiteknit
使用糸:NORO くれよん (475)
使用針:9号棒針 (4.8mm)
デザイン:Daniel’s Hat by Ysolda Teague
使用糸:NORO くれよん (481)
使用針:US 6 (4mm)