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6月10日にamirisuの最新号、24号をリリースしました。皆さま、お楽しみいただけているでしょうか?24号のテーマは「Heritage」。デザイナーそれぞれのストーリーが詰まった12点のウェアと小物がそろいました。
今日からこちらのブログでは、デザイナーへのインタビュー形式で24号掲載のデザインを一つずつ紹介していきたいと思います。初回は、英語版の表紙を飾ったロングベスト、BreezeをデザインしてくれたMegumi Sawadaさんにお話を伺っています。
amirisu: デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか?Megumi: いつも糸や編み地からデザインを考えるのですが、今回使用したStraは編み地が面白く、イメージに合う編み地が見つかるまで楽しくひとかせスワッチを編みまくりました。今回2種類の模様を使っているのですが、どちらもStraならではの編み地になったのではないかなぁと思います。
また、身体に沿った形になるように、背中から襟ぐり、袖ぐりの形や深さにかなり気を使い、気に入るまで何度もやり直しました。その甲斐あって、思った通りの形にできたと思います。
amirisu: もう一枚編むとしたら何色で編みますか?Megumi: グリーンの入ったS7で編みたいです。
amirisu: 編み物を始めたきっかけは何でしたか?Megumi: 10歳の頃、たまたま読んでいた子ども向けの手芸の本に棒針編みの靴下が載っていたのを見て、編みたいと思ったのがきっかけです。
母の友人に表目と裏目の編み方だけ教えてもらい、本を見ながら指示通り頑張って編んだら、靴下のかかとがちゃんと出現したことに感動し、それから少しずつ編み物を始めました。
amirisu: あなたの住む町や生まれ育った町の好きな場所はどこですか?簡単に紹介してください。Megumi: 東京に住んでいるのですが、代々木公園や新宿御苑など大きな公園が都心にもあり、時々訪れて緑のパワーをもらっています。新宿御苑は入園が有料ですが、いろんな種類の植物が植わっていたりして飽きません。のんびりするだけでもおすすめの場所です。
amirsiu: あなたの国や地域に伝わる手工芸や技術について、好きなものを一つ選んで教えてください。Megumi: 日本に伝わる手工芸で好きなものは刺し子でしょうか。布に一針ずつ刺して行くことで模様を描いていく刺繍なのですが、最近では伝統的な図柄から近代的な図柄まで、いろんな図柄があって、面白いです。1針ひと針縫って行くことで無心にもなれますし、その結果布地に素敵な模様が浮かび上がってくるのも嬉しいです。
Megumiさん、ありがとうございました。