Sea Dress by Pope Vergara
2023年出版の雑誌amirisu 26号に掲載。
今日ご紹介するのはロマンチックなSea DressをデザインしてくれたPopeさんのインタビューです。
Popeさんはチリ在住とのこと。チリの海は美しく、暖かく、この爽やかなドレスがピッタリ似合うのだろうなぁと想像します。(訂正です。Popeさんによると、チリの海はとても冷たいんだそうです!南北に長いので、場所にもよりそうです。一度訪れてみたいですね)
amirisu: デザインのインスピレーションについて教えてください。
Pope: このデザインのインスピレーションは、海とその色です。海の色が、足元に届かない小さな白い泡から深い青に変化していくさまを表したかったのです。さらに、水がいかに純粋で透明であるか、そして水が私たちに与えてくれる心地よいリラックス感も表現したかったんです。
そこで、モヘア糸をベースにして透明感を出し、ドレスの裾は海の色の移り変わりを表すためにフェードにしました。最後に、太陽が海に沈むときのような輝きを映し出すために金色のビーズを足しました。
amirisu: デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか?
Pope: 今までドレスをデザインしたことも編んだこともなかったので、このプロジェクトはチャレンジングでした。
amirisu: もう一枚編むとしたら何色で編みますか?
Pope: クリーム色から金色がかった黄色に変化していく、黄色のトーンで編みたいです。
amirisu: 編み物を始めたきっかけは何でしたか?
Pope: 小さいときに祖母に教わって編み始めたのですが、とても下手くそで諦めてしまいました。長女を妊娠したときに3ヶ月ほどベッドで暮らした時に編み物を再開し、そこからもう二度と手放せなくなりました。
amirisu: 夏はどんな過ごし方をするのが好きですか?夏には何を編んだり作ったりしますか?
Pope: 年中編み物をするのが好きです。正直に言うと、編む時期も使う毛糸も関係ないんです。その時に思いついたデザインを何でも編みますよ。
Popeさん、ありがとうございました。