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amirisu25号が発売されました!今回は京都市京セラ美術館で撮影したのですが、美術品として飾ってあってもおかしくないような美しい作品が揃いました。雑誌を眺めるのも、編むのも、身につけるのも楽しんでいただけると幸いです。
今日からこちらのブログでは、25号に参加してくれたデザイナーへのインタビューを紹介していきたいと思います。初回は、スモッキングとリブの模様がかわいいスカーフ、KamonをデザインしてくれたKsenia Naidyonさんにお話を伺っています。
寒い時期に何を編みたいか、何を身につけたいか考えた時、外に出かける時も家でくるまる時にもぴったりな、心地よいユニセックスの巻き物がよいだろうと思いました。このデザインの模様は、モダンな紙の彫刻に見られる不思議な光と影から着想を得ました。スカーフの本体部分は、影が紙の折り目を照らすような、リズミカルなリブ模様にしました。
そこで、リブにすべり目模様を足すことにしました。結果は大成功で、作品に美しい表情が出たのでとても嬉しいです。二つ目は、スモッキングのテクニックをどのように説明するか。最初の2~3列を完成させれば直感的に理解できるのですが、最初は集中力と細部への注意が必要です。
私は数学の学位を取得し、その分野で長年働いてきました。2015年にサンフランシスコに移って以降は人生がまるっきり変化し、生涯をかけた情熱を編み物に捧げるのにまたとない理想的なタイミングだと思ったのです。それ以降、振り返ることなく突き進んできました。