11月 25, 2023

Walking on a Dream by Rachel Illsley

Walking on a Dream by Rachel Illsley

2023年出版の雑誌amirisu 27に掲載。

今日のインタビューは、柔らかく優しい雰囲気のヨークセーター、Walking on a DreamをデザインしてくれたRachel Illsleyさんにお話を伺っていきます。amirisuとの初コラボレーションということで、編み物を始めたきっかけについても伺いました。おすすめの音楽もたくさん教えてくださいました!

amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか?
Rachel: 大好きな曲の一つ、ソフィー・ハッチングスのWalking on a Dreamからインスピレーションを得ました。とても美しい雰囲気と構成の曲なので、聴いてみる価値がありますよ!この音楽を私なりに解釈すると、この編み込み模様が浮かびました。

amirisu: デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか?
Rachel: 太さが微妙に異なる2種類の糸を使うことが主な課題でした。仕上がりは美しいのですが、毛糸の太さが違うことが編み込み模様のゲージに予想以上に影響し、サイズ展開が通常より難しくなりました。

amirisu: もう一枚編むとしたら何色で編みますか?
Rachel: このデザインを私のワードローブに加えたくてたまらなくなって、すでに自分のサンプルを編みあげてしまいました!私のものは、薄くグレーがかったパープルであるモーブをメインカラーに、ほんのり柔らかなピンクをコントラストカラーに使いました。

amirisu: 編み物を始めたきっかけはなんですか?
Rachel: 子供の頃に祖母から編み物を教わり、15年ほど前、20代半ばから趣味として日常的に編むようになりました。2人目の子どもが生まれた後、2人の幼い娘と一緒に家にいるために教師の仕事を休みました。するとすぐに精神的な刺激が恋しくなり、脳を活性化させ挑戦し続ける手段としてデザインを始めました。それ以来5年間、デザインの仕事はうまくいき、人気も出てきました。この仕事がとても充実した楽しいものであることに深く感謝しています。

amirisu: 編み物をしながら聴く音楽、編み物が捗る音楽はありますか?もしくは、好きな音楽を教えてください。
Rachel: その日の気分や、編み物にどれくらいの集中力が必要かによって、いろいろなタイプの音楽を聴きます。私のお気に入りは、ルドヴィコ・エイナウディ、アレクシス・フレンチ、オラ・イェイロの曲です。どれも美しくリラックスできる音楽で、集中力を高めてくれるんです。ジェイコブ・コリアーの作品も音楽的に魅力的だし、今は素晴らしいボーカリストのイエバに夢中です。

Rachelさん、ありがとうございました。