妄想編み物7: Framedが編みたい
アメリカの、とりわけ東海岸に住んでいるニッターにとって、毎年10月の半ば(ちょうどこれを書いている週末)に行われるRhinebeck (New York Sheep & Wool Festival)は大きなイベントです。ニューヨーク州の北部、ラインベックという場所で行われる大変大きなウールのイベントで、1日では回りきれないほどの多くのお店が出店、羊の品評会などもある牧羊の祭典なのです。お店にはシープスキンをそのまま売っているものや、アルパカの靴下屋さん、フェルトやラグフッキング関連のお店もありますが、ほとんどは手編みと手紡ぎに関連するショップ。牧羊家が自分たちで作った毛糸を売っているなど、ここでしか手に入らない商品がたくさんです。
このイベントを目掛けてアメリカの主だったクラフト系出版社、毛糸ショップのオーナー、ニットデザイナーらが集うため、とにかくここにいけば大抵の人には出会える、というメッカになっています。
Rhinebeckではその年に流行ったニットをみんな編んで着ているので、同じセーターを着た人に沢山出会い、大勢で写真を撮る、なんていう場面も。そのうち、今年のRhinebeckセーターなんていうものをデザインする人も現れました。人気デザイナー、Andrea Mowlyもそのひとり。毎年Rhinebeckに向けてセーターやカーディガンをデザインしています。
Framedは今年2024年のRhinebeckセーター。パッチワーク柄、そしてそれを手編みで編んだものが大好物の私。これをみてすぐに編みたい!と糸を探しました。
指定糸はDK~Worstedで、カラーワークの1色はSpincycleのDream Stateを使っています。残念ながら最近Dream Stateを仕入れられていなくて、amirisuの在庫はゼロでした。ううん、どうしよう。
そこで模索した代替糸案がこちらです。
糸A (襟ぐりと裾、袖ぐり) : ソリッド
糸B (ボディの背景) : ソリッド(糸Aとはコントラストの効いた色)
糸C (ボディのカラーワーク): Dream State
糸AとBはソリッドだし、Worstedくらいならなんでも良くて、amirisuの糸ならStrollか、新発売のWaltzがいいのではと思います。BTのShelter、De Rerum NaturaのGilliattやKelborne WoolensのGerman Townで編んでいる人も沢山います。
問題は糸C。Dream Stateがないので苦肉の策として、自分の手紡ぎのDK糸があるじゃん、と一応確保しています。良さげな色が2カセあるので、それを使えるかな、と。
もしくは、糸Cもソリッドで編んでいる人もかなりいて、これはこれで可愛いです。例えば、Aは黒、Bはアイボリー、Cは濃いめの黄色など。うん、いい感じ。
そして、もうひとつの案は、SpincycleのDyed In The WoolとMoondrakeのFuwa Fuwaを引き揃える。ボディの部分がふかふかして、なかなか可愛い編み上がりです。Fuwa Fuwa以外にもLBAのKumoも使えそう。今ならどちらも在庫があるし、いかがでしょうか。
Framedは丈も短めで、背が低い私でも着やすそう、早く編みたいな。