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2023年出版の雑誌amirisu 27号に掲載。
最後の27号インタビューはAinurさん。シンコペーションの概念を見事にデザインに落とし込んだ帽子Syncopateが生まれた経緯について、ぜひ読んでみてくださいね。
amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか? Ainur: 最近ギターを習い始めたんです。その中で、シンコペーションは自分の演奏に取り入れるのがもっとも難しい概念の一つです。私は視覚的に学習するタイプなので、そういった概念を理解するために絵を描いたり、何らかの方法で視覚化する必要がりました。今回のテーマとムードボードを見たとき、すぐにシンコペーションが思いつき、それを編み込みのリブで表現するアイデアが浮かびました。
amirisu: デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか? Ainur: 特に難しいところはありませんでしたが、どうしたらステッチパターンを思い描いた通りの模様にできるか考えるのは楽しかったです。まず最初は、単純にどちらの色を目立たせるか色々と考えてみましたが、シンコペーションをもう少し強調するために、表編みを裏編みに切り替える必要があると途中で気がつきました。
amirisu: もう一枚編むとしたら何色で編みますか? Ainur: いい質問ですね!ネオンピンクとネオンイエローを組み合わせてみたいです。楽しいと思います!
amirisu: 編み物を始めたきっかけはなんですか? Ainur: 7~8歳の頃に母親から編み物を習いました。彼女は編み物もかぎ針もしていてたくさんの作品を作っていましたが、今は関節炎で、残念ながらもう編むことはできません。
amirisu: 編み物をしながら聴く音楽、編み物が捗る音楽はありますか?もしくは、好きな音楽を教えてください。
Ainur: 編みながら”Knitflix”するのが大好きで、音楽は主に運転中に聴きます。ブルース、アルトロック、ジャズ、ファンクなど、ポップス以外のあらゆるジャンルが好きです!また、特定のミュージシャンにはまって聴き続ける時期もあります。今はカルロス・サンタナ、トレイシー・チャップマン、アリソン・ラッセルに夢中!
Ainurさん、ありがとうございました。