SUBLATIONの作品を試着してみました!(前編)
新しい本の発売はいつも楽しみです。
Daruma Collection 2021 Sublationも夏の間中ワクワクと待っていましたがついにリリースされました!今回はFiona AliceとAlice Caetanoという2人の人気デザイナーによるコレクションということで、それぞれのデザイナーがどの糸を使ってどのような個性のある作品を作ったのか、と期待も高まります。
東京店にサンプルがすべて揃ったので、全作品を試着してみました。
最初にFiona AliceのSynthesis。
タータンチェックのブランケットのフェルト感を再現したというカーディガン、ショール、帽子の3点。使用糸はリリーヤーン形状でとても軽いGEEKともっちりとしたラグジュアリー糸Falkland Wool。Geekは糸の芯と吹き出ているウールの繊維の色を変えた糸なので1色の中でも2つの絶妙な色合いを楽しめます。
カーディガンはとてもオーバーサイズですが、軽いのでアウターとしても、また家で少し寒い時に羽織るのにも活躍しそうです。小柄なスタッフが着用しても素敵だったので、どんなサイズの方にも似合う1枚だと思います。ショールや帽子もFalkland Woolとのコントラストがとても良く、最後に刺繍をするのも楽しみですね。
次にこれもFiona AliceデザインのSpiral。
ケーブル模様が際立つこのパターンはGENMOUとSilk Mohairで編んでいますが、2つの糸を効果的に使うことでふんわりとしたケーブルが浮かび上がります。GENMOUにはパキッとした緑や赤、ピンクや黄色など楽しい色がたくさん揃っていますし、派手な色は苦手という方にはナチュラルカラーも色々あります。Silk Mohairの色で遊んでみるのも良さそう!
セーターはたっぷりとした身頃で着やすいですが、丈感が今っぽくて素敵です。帽子や指なしミッツはとにかくふわふわと暖かくて身に着けると幸せな気分になりそう。
最後はAlice CaetanoデザインのUplifted。
最初に見た時は、ちょっとボリュームがありすぎるかしら...とも思いましたが、巻いてみるととにかく軽いしなんだかとてもオシャレ!一巻きでフリンジを長く垂らせば都会的に、寒い時にはもう一巻きすれば耳や鼻まで隠してホカホカでいられそうです。
GEEKを2色使用してリバーシブルに使えるので、色の組み合わせが楽しい。そして何よりもこのツイードの織地のようなテクスチャーが編み物で出せるとは!
本当にどれも編みたくて困ってしまいます。
今日はここまで。後編もお楽しみに!