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「このデザインはLorna’s Lacesとのコラボレーションから生まれました。ウールシルクのレース糸の特別色を使って、シルクのドレープとセミソリッドの色味が際立つデザインをしたいと考えました。
その前の夏にシェットランド諸島へ初めて旅行したばかりだったので、テキスタイルミュージアムで目にした気の遠くなるような宝物のようなレースショールが記憶に新しかったのです。Cobweb(蜘蛛の糸)と呼ばれる極細の糸で編まれたショールは、それは繊細でした。小ぶりなブランケットくらいの大きさのショールが、結婚指輪にするっと通る。そんな繊細なものをそれまで目にしたことがありませんでした。柔らかい羽のようなその編み地が家に帰っても頭から離れず、翌年になってこのショールというかたちで結実しました。
伝統的な2つのシェットランドレース模様と、ガーター編みというもっともシンプルな編みかたを融合したデザイン。そのコントラストが気に入っています。一番大きなガーター編み部分は手染め特有の色の揺らぎを際立たせ、レース模様は糸の繊細さやシルクのドレープ感を最大限に活かしています。普段よりかなりゆるいゲージで編み、可能な限りブロッキングで引っ張ったので、レース模様が広がり、シェットランドで見たショールを思わせる仕上がりとなっています。
世界中の何千というニッターの皆さんにRock Islandが愛されている様子をいつも信じられない思いで見ていますが、なにより嬉しいのは、自分が編んだ最初の作品から発展を遂げた、様々な進化系を目にすることです。Ravelryのプロジェクトページを久しぶりに眺めるのは楽しいひとときでした!クリエイティブなものがありすぎて、お気に入りは選べませんでした。」
Photo courtesy of Jared Flood / Brooklyn Tweed.