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1. デザインの過程で難しかったところや工夫したところはありますか?一番難しかったのは、カシュクールの前身頃の、完璧な重なり具合を見つけることでした。Myosotis には紐の留め具がないため、開きすぎず、締まりすぎず、ちょうどよくフィットする必要がありました。特にシルクモヘアは繊細で、少し透け感もある糸なので、誤差が許されないのです。2. もし違う色で編むなら、何色にしますか?黒です。黒のシルクモヘアが光を受けて、光を反射したり隠したりするその感じには、どこか魔法のような魅力があると思います。時代を問わず、着回しもきいて、日常にも特別な場面にもぴったりの一着になるはずです。3. 編み物を始めたきっかけは何でしたか?編み物を学んだのは偶然だったんです。家族の中に編み物をする人はいなかったのですが、10歳のとき、学校の劇でおばあさん役を演じるため、先生が編み方を教えてくれました。それから30年経った今も、私はずっと針を置いていません。4. デザイナーになろうと思ったきっかけはなんですか?ニットウェアデザインを始めたのも、ほとんど偶然からでした。もともとファッションやテキスタイルが大好きで、パターンメイキングを学んだ後、自分や家族のために洋裁をしていました。その後、子どもたちが生まれた時に自分で編み物のパターンを作り始めました。自分の時間が十分にあったこともあり、思い切って雑誌にデザインを投稿したのです。そのデザインが採用されたのが、すべての始まりでした。情熱と母性と、少しの偶然から生まれた道です。
5. これまでにデザインしたご自身のパターンの中で好きなものを教えてください。私のシルクモヘアのデザイン―Myosotis、Plumette、そして La Blouse―にはどれも特別な思い入れがあります。ですが、今回のMyosotis が一番のお気に入りです!ケーブル、ロマンティックでボヘミアンな雰囲気、そしてシルクモヘアの繊細で強い魅力といった、私の好きなものすべてが詰まっているからです。