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デザインの過程で難しかったところや工夫したところはありますか?正直に言うと、複雑すぎるのではないかと心配した瞬間もありました。でも、パターンを洗練させ続け、それぞれのテクニックがデザイン全体をどう引き立てるかを見ていくうちに、複雑さは欠点ではないと気づきました。それこそが GORI を特別なものにしているのだと分かったのです。
もし違う色で編むなら、何色にしますか?身頃をあたたかなキャラメル色、ケーブルを深いチャコールにしたらとても素敵だと思います。アースカラーのニュートラルな組み合わせは、このデザインの持つ「居心地の良さ」をよく引き立ててくれます。もうひとつのアイデアは、amirisuのFlutter handdyedを2本取りにして、ケーブルは鮮やかでニュアンスのある色にし、身頃はニュートラルカラーにして、深みと立体感を出すことです。
編み物を始めたきっかけは何でしたか?韓国の小学校に通っていた頃、地域で新生児のための帽子が必要となり、それを編むキットが買えたんです。それが私が初めて完成させた編み物でした。振り返ってみると、私はいつも、自分のためというより、大切な人のために編むことを楽しんできたように思います。
デザイナーになろうと思ったきっかけはなんですか?2016年から2022年まで私はベーカリーカフェを経営していて、最高に充実しながらもとても忙しい毎日でした。毎朝4時に起きて、毎晩9時に帰宅するような生活。でも不思議なことに、どれだけ疲れていても、家に帰ってから寝るまでの間、私は以前よりもっと熱心に編み物をしていたんです。6年半が経った頃、ある気づきがありました。「どれほど生活が大変でも、私は必ず編み物に戻ってくる」。その瞬間、私は決めたんです。編み物とレース編み(かぎ針編み)のデザインをフルタイムで追いかけようと。
これまでにデザインしたご自身のパターンの中で好きなものを教えてください。リリースしたばかりのGORIを除けば、Roseraie を選びます。これは Laine が出版したかぎ針編みの雑誌Let’s Crochetに掲載された作品です。アイデア出しをしているとき、モヘアだけで編まれたかぎ針編みのセーターがあまりないことに気づき、思い切ってモヘアのみで作ってみたんです。それがうまくいきました。完成した作品をとても気に入っていますし、他の方が楽しんで編んでくれるのを見ると本当に幸せな気持ちになります。