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“デザインをするときにまず考えるのは、「私は本当にこれを着たいかな?」ということ。編み物は好きですが、自分が本当に着たいと思えるセーターやアクセサリーを編めたとき、さらに達成感を感じます。着心地の良いセーターで、編むのも面白く、さらに着たらより素敵に見える。そんなニットが大好きです。
Flaumを公園で編んでいた時のことを思い出します。当時子どもたちが小さかったので、公園で過ごす時間もそれは長く、そこで仕事のほとんどをこなしていました。子どもを見守りながら、沢山の編み物をしました。最初の計算やサイズ展開はパソコンに向かって行いますが、計算作業が終わると、それ以降は私と一緒にどこへでも旅します。このカーディガンはフィッシャーマンズリブが単純で、編むとリラックスしてくることもあり、とても楽しく編めたのが思い出されます。間違うことなく、模様を追うのが簡単だからです。
ニットウェアデザイナーとして活動する中で何より素敵(かつ、びっくりする)のが、自分のデザインしたニットを着ている人を見ることです。もう10年以上この分野で活動してきましたが、自分のデザインを実際目にすると、今でもとても感動します。Flaumがこんなにも人気になって、様々な糸で編まれ、多くの異なる体型の方に着ていただいているということを、本当に嬉しく思います。ふわふわとした雲のようにも見える、モヘアと引き揃えで編んだバージョンは特に美しくて好きです。”
Flaum は2015年に発売されたamirisu 8号に掲載されています。
Photo courtesy of Justyna Lorkowska.