6月 01, 2022

Bookish. - Issue 24

Bookish - photo @Laine Magazine

Text by Meri
初出: 2022amirisu 24

 

Knit Fold Pleat Repeat
ノラ・ゴーン Norah Gaughan
Abrams (2022)
224ページ、US29.99ドル
ISBN: 978-1-4197-4968-1

Bookish by amirisu

著者のノラ・ゴーンさんの想像力とニットデザインの方法論にはまた驚かされました。ケーブル編み、ねじり編みという模様編みの解読に続き、今回の本は彼女のニットのデザイン手法そのものにフォーカスしています。どのように多角形を組み合わせて折り畳み、ニットウェアとして成立させているかを詳細に解説した本です。ニットウェアデザイナーなら新しいアイデアや学びを多く得られる本になっていると思います。デザインはしないけれども編むのは好き、という方でしたら、パターンがウェアから小物まで36個のパターンが掲載されていますし、これまで試したことのない技法なども学べると思いますよ。

 

Worsted

Aimée Gille(エイミー・ジル)がキュレーションするニットコレクション
Laine Publishing (2021)
160ページ、29.90ユーロ
ISBN: 978-952-7468-04-3
*日本語版がリリースされました。

Bookish by amirisu

フィンランドで2021年に出版された最も美しい本のなかの1冊に選ばれた本書、フランスの手染め糸メーカーLa Bien Aiméeのオーナーによる14点のニットウェアコレクションです。彼らの新しい毛糸Corrie Worstedを用いたパターンが掲載されています。比較的初歩的なものから難易度の高いものまで、いずれのデザインもディテールまで心配りがされ、色のチョイスやスタイリングが素敵。現在はフランス語版と英語版がありますが、日本語版と韓国語版ももうすぐ発売になります。リビングの本棚に置いて、ことあるごとに眺めたい本になりました。

 

Liberty. The Archivist's Edit

Liberty Retail Limited. (2021)
244ページ、35ポンド
ISBN: 978-1-5272-9970-2

Bookish by amirisu

イギリスのリバティのアーカイブを管理する担当者による編集で、そのコレクションや歴史を紹介する本。300年近くに渡って会社が収集したり、リリースしてきた膨大なコレクションについて解説しています。設立から150年、ファッションやデザインに与えてきた影響も大きいリバティ。リバティプリントといえば普通は小花柄の滑らかな布地をイメージすると思いますが、実際は多種多様なプリントがあり、かつ、どこかでリバティらしさを維持しているのが面白い。グラフィックデザイナーやクラフト好きの方には興味深い内容です。ただ思いのほか写真より文章が多く、全部英語です。

 

フワフワさんはけいとやさん

樋勝朋巳
福音館書店 (2014)
36ページ、¥1,400 
ISBN: 978-4834081329

Bookish by amirisu

日本の絵本なのですが、実は今回ショップを紹介したロサのインスタで知った1冊です。とても可愛くて、すごく変わっていて、でも毛糸やさんの店長としての暮らしがなんだか懐かしい、素敵な絵本。著者は銅版画のアーティストで、ビンテージっぽい絵柄にも惹かれました。私のように編み物にまつわる絵本を集めている方でしたら、コレクションの1冊としてぜひ。