文章: Suzanne Middlebrooks 写真: Kennedy Berry
すべての夢が幻想というわけではなく、叶う夢もあるのです。
親しい友人でビジネスパートナーであるマーサ・シャノンとHill Country Weaversを開いたのは1981年でした。織りが大好きな私たちは、地元の協同組合で出会いました。その組合は芸術家やクリエイターのために作られた団体で、Dreams into Realityと呼ばれていました。
私たちは2人とも織りに夢中で、それをベースにビジネスを立ち上げようということになりました。織り物教室を運営し、材料を提供し、完成作品を販売することのできるギャラリーを併設する（本当の意味でフルサービス）というのが当初の目的でしたが、ほどなくして毛糸を使った他の手芸の楽しさも知ることになりました。そして、編み物好きの人々も私たちのクリエイター仲間に加わりました。
Hill Country Weaversが設立されてから何度も引っ越しをし、その都度お店のスペースは広がり、コミュニティも大きくなっていきました。現在の場所へ辿り着いたのは2017年。ここで今後もやっていくことと思います。新しいスペースは以前より広く、これまで借りてきたどの場所よりもオープンな空間です。編み物、織り物、かぎ針編み、そして手紡ぎ好きの皆さんに本当に愛される場所とするべく、この数年頑張ってきました。
最近では素晴らしいスタッフにも恵まれています。それぞれがユニークなスキルや能力を持っていて特別、とてもバランスが取れていると思っています。
グループレッスンやプライベートレッスンを常時開催していますが、おそらく最も知られているのは、ニッティング・イン・ザ・ヒルズ・リトリートと呼ばれている、毎年開催している大きなイベントだと思います。アメリカ国内や海外から講師とベンダーを招いて、大々的に開催しています。昨年はLa Bien Aiméeを特別ゲストとして招くことができ、それ以降彼らの毛糸の取扱店となりました。それ以外にも、ブランドをフィーチャーした特別ズームイベントで新商品を紹介するなど、地元の範囲を超えた活動をしています。
このビジネスで私が特に好きなことは、テキスタイルアート好きのコミュニティに、私が発見した新しい毛糸やデザインを紹介すること。いつでも何か新しい商品が生まれてきます。新しいアイデアは尽きないように見えますが、同じアイデアがこの41年間で何度も「新しい」扱いを受けてきたこともあるのが面白いところ。トレンドが形を変えて蘇る様子を見るのは、とても楽しいものです。
Hill Country Weaversにいらっしゃれば、創造性とインスピレーションに満ちた、本当にスペシャルな場所だと感じていただけると思います。都会にありながら自然溢れる、素晴らしい毛糸ショップだと誇らしく思います。中に入ればカジュアルでリラックスできる、でもおしゃれな空間。手作りと学び、楽しさにまつわる、素晴らしい思い出が沢山生まれる場所でありますように。クリエイティブな人たちのための、クリエイティブな空間です。
4102 Menchaca Road, Austin, TX 78704 USA
https://hillcountryweavers.com/