今何編んでる?〜WOOLFOLK TOVで編むSKRATSTILLET〜
日々「仕事編み物」に忙殺されているトクコさんが、なんとほぼ1年ぶりに自分用の作品を編みました!
amirisuの雑誌でもお馴染みのNatalya SinelshchikovaさんがデザインしたSkratstillet。くっきりした模様がスタイリッシュで、洗練された印象です。WoolfolkのTOVで編みます。
なぜこれを編もうと思ったのかというと、ちくちくするウェアを我慢して着るのがだんだんと嫌になってきたから。肌触りが良いものを身につけたい。それならば…
「高級毛糸、WOOLFOLK一択!」
となったそう。
そしてTOVを使ったサンプルがお店にあまりないため、編んだら宣伝にもなるのでは?と。さすが経営者、思考回路がきちんと(?)商売ベースになっていますね。
というのはさておき、TOVは本当に気持ちの良い糸です。パタゴニアの最高級ウールが使われており、もっちりと弾力があります。デパートで買ったのよ、と言ってもみんなに信じてもらえそうな高級感が出ます。
ただ、パターンは難易度がとても高いです。
なぜかというと、とてもハイゲージだから。
TOVは太さがAran Weightで、Ravelryの糸ページで確認すると適正ゲージは14~16目。しかしこのパターンはゲージがなんと25目。かなりキツキツに編まねばならないということです。
このセーターは、ねじり目で作るくっきりとした模様が特徴的。模様がない部分は裏編みになっており、手触りがとてもスムースです。
トクコさんによると、ビシッと模様を出し、かつ裏編み部分の手触りを良くするためには、どうしてもハイゲージでないとダメなんだそう。
「デザイナーとして、気持ちはよく分かるのよ!」と言いつつ、編むのは本当に大変だったとのことです。長時間編むと手を痛めてしまうので、編み時間を加減しながら約1ヶ月で完成させました。
タートルネックにする予定でしたが、編んでみると顔が埋もれてしまい、あまりの雪国仕様になったので取りやめ。おしゃれさを優先してクルーネックにしました。
また、Wookfolkのパターンはどれもサイズ感大きめですので、サイズを選ぶ場合はその点要注意。サイズ一覧をしっかりチェックしてください。
そしておすすめの糸は、TOV一択!
「他の糸で編むと、このみっちり感は出ません!代替えの糸をご紹介したい気持ちはあるのですが、編むならTOVでお願いします。」とのこと。
手がきつめの方、ぜひ編んでみてはいかがでしょうか?
詳細
カラー:T01
使用針:US5(指定より下げています。リブ部分も全てUS5)