2月 22, 2022

Knitting for Beginners! 3 〜毛糸の素材、毛糸玉の扱いについて〜

Knitting for Beginners! 3 〜毛糸の素材、毛糸玉の扱いについて〜

こんばんは。

初心者スタッフの疑問をトクコ先生にどんどん質問していく企画、Kniting for Beginners!、第3回は毛糸の素材と毛糸玉の扱いについて。

今回はざっくりとした内容になってしまいますが、ご了承ください。

というのも、例えば同じウールでも羊の種類や加工方法によって全く異なる手触りや太さになるため、一概に「この素材はこういうものだ」と断言できないから。また、編みやすさの感覚についても個人差があるので、参考程度に読んでみてくださいね。

Youtubeはこちら!
https://youtu.be/i2UTKsozmJg

ビギナーの皆さまからの質問も受け付けています。モヤモヤを解消したい方、ぜひお便りをくださいね。
https://amirisu.typeform.com/to/IYyCTYFV

 

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質問1:初心者が最初に編むのにオススメの素材はありますか?

ウールをオススメしています。
ウールは比較的伸びがよく、太くても軽いものが多いので編みやすいのだと思います。
まずはamirisuのHikeなど、ウール100%で少し太めの糸がオススメです。

 

質問2:春夏にオススメの素材にはどんなものがありますか?

春夏はウール100%だと暑いですよね。
そこで、まずはウールに別の素材がブレンドされている糸にトライしてみてください。
ウールにコットンやリネンが混ざっているものを選ぶと、それほど難しさを感じることなく編めると思います。
amirisuの糸だと、ウール60%、コットン20%、シルク・リネン各10%の配合になっているParadeがオススメです。

リネンは涼しくて夏にぴったりですが、伸びにくいので編むのが少し難しいかもしれません。目をきれいに揃えるには技術が必要です。あまり編み物に慣れていない方が最初に手を出すと、自分の編み地を見て気分が落ち込んでしまうのでは…と思います。

初めてリネンに挑戦する方には、チェーン状になっているためリネンの中では比較的伸びやすい、amirisuのWanderlust Linenをオススメします。

また、コットンも一般的にウールほどは伸びず、重さがあります。編むのに少し技術がいるかもしれません。

 

質問3:ウール以外の獣毛にはどんなものがありますか?

カシミア、アルパカ、キャメル、ヤクなどがあります。

こちらも獣の種類や毛を取る部位、加工方法によりますが、とても暖かいものが多いです。羊より希少なので、お値段は高めになります。アルパカは水分を含んでいるような滑り感があるものもあります。

 

質問4:色によって編みやすさに差はありますか?

明るい色の方が見やすく、編みやすいです。
ただ、自分が見やすいということは、他人からもよく見えるということ。模様編みも明るい色の方が目立ってかわいいですが、その分、粗も目立ってしまいます。
黒っぽい色はせっかく編んでも模様が見づらいですが、粗は隠せます。どちらを選ぶかはあなた次第です。

 

質問5:かせで売られている毛糸はどうやって使えばいいですか?

かせは、解くと大きな輪になります。

 → 

そのままだと、糸を引き出しにくかったり絡まったりするので、必ず毛糸玉にしてから使います。

かせくり器と玉巻器を使うと短時間でできて楽で、仕上がりもきれいになります。
かせくり器の使い方については、こちらの動画で詳しく説明しています。ご覧ください。

手元にかせくり器、玉巻器がない場合は、自分の足や椅子の背などにかせをかけて絡まないようにし、ラップの芯などにクルクルと糸を巻き取って、丸くなるようにしていけば大丈夫です。ネットで調べると色々な方法が出てくると思います。

 

質問6:毛糸玉のどこから糸を引き出しますか?

私は、玉の中心ではなく外側から糸を使っていきます。
なぜかというと、玉が崩れにくくなるから。外側から使えば毛糸玉は小さくなっていくだけですが、中心から使うと、中がどんどんと空洞化していき玉がぐずぐずしてしまいます。
しかし決まったルールはないので、お好きな方でやってみてくださいね。

 

質問7:他に、毛糸玉が崩れにくくなる工夫はありますか?

リネンやコットンなどの夏糸は特に崩れやすいので、ぴったりとジップロックに入れています。

玉の中心から糸を引き出し、ジップロックの端を少しだけ開けておき、そこから糸端を引っ張ります。編み物を持ち歩く人にはオススメの方法です。

 

次回は、針について。
皆様からいただいた質問にも、これから少しずつ回答していく予定です!