7月 30, 2025

amirisu Movie & Knit へのお誘い

amirisu Movie & Knit へのお誘い

 

映画が好きだし、映画を観ながら編み物をするのが好きだけど、映画館は暗すぎて何も見えない!と言いつつ、編み物をしてみたことがあるのですが、手を止めるとどこを編んでいたのか確認する術がなくて、やっぱり無理でした。

ところが、映画館で編み物イベントをやっている人がいることを発見!amirisuのアメリカ事務所がある、オレゴン州ポートランドの毛糸ショップ、Ritual Dyesです。オーナーのRachelはとにかくエネルギッシュな女性で、企画力も抜群。地元のシアターを数時間借り切って、編み物をしながら観るのにぴったりの作品を上映する会を、月に1度くらいの割合で開催しています。

私たちもやりたい!と相談したのが、東京店でWSを定期的に開催してくださっている緒方伶香さんです。映画のお仕事もされているので、お知り合いなどいないかな?と。そして実現したのが今回の企画。緒方さんの地元、吉祥寺のシネマ、Uplinkで開催が決定しました。 

第一回はみんなが一度は観たことがある作品をまずは上映してみよう、ということで、Amelieを選びました。(今後も、そんな感じで続けると思います。)
チケット情報はこちらをご覧ください。


ここで私の映画にまつわる体験を少し。

若い頃から海外出張が多い仕事をしていたのですが、海外に行くと、結構1人で映画を観に行ってました。同じ映画館でも国によって上映の仕方が少しずつ違って、オペラやコンサートのように途中休憩がある国もあるし、本編が終わった瞬間に会場が明るくなって、誰も席に残らないなんていう国もありました。その中で、私がいつもいいなと思っていたのが海外では意外と、「静かに映画を観る」という感じではないことです。面白いシーンではみんな大声で笑うし、上手く行ったシーンでは拍手をしたり、ヤジを飛ばしたり。そうして拍手で映画が終わったりすると何だか一体感が感じられて、「ああ映画館に来てよかったな」と思うのです。もちろん、ずっと無駄話をしているような人は注意されます。


せっかく私たちが主催して映画イベントをやるのだから、全員が緊張して「しーん」となっているような上映ではなくて、面白いところでは笑い、誰かがステッチマーカーを落としたら一緒に探し、目を落としたら周りが助けてあげるような、そんなフレンドリーな会にしたいなと思っています。


今回、映画を観ながら編む会、ということで、上映中は真っ暗にはなりませんが、それでも映画館という構造上、すごく明るいわけではありません。持参する編み物は、目数を数える必要のないような、メリヤスやガーター中心のものをお勧めします。段を数えるのも難しいかもしれないので、段数マーカーを必ず付けておきましょう。普通の上映では厳禁である、「ちょっと携帯の光を利用してパターンや目を確認する」はアリにしたいと思います。だって、必要なこともありそう。

もちろん、編んでいるふりだけして、映画をがっつり楽しむのもありだとは思います。多様な楽しみかたができる上映会にしたいと思います!

 

メリ