Wave Breaker by Susanne Sommer
2023年出版の雑誌amirisu 26号に掲載。
Susanneさんへのインタビュー2回目の今回は、Paradeで編む美しいブリオッシュ編みのショール、Wave Breakerのお話です。どんな2色を選んでも洗練されたおしゃれなショールが出来上がりそう!
amirisu: デザインのインスピレーションはどこから得ましたか?
Susanne: ステッチパターンそのものがWave Breakerのインスピレーションでした。ブリオッシュ編みには無限のバリエーションがあり、そのうちのひとつがメリヤスのブリオッシュ編みで、とてもグラフィカルなストライプを作り出します。青と白の鮮明なストライプはすぐに航海のイメージと結びつきました。模様の上に斜めのラインを走らせることで、視覚的な面白さだけでなく編むときの楽しみも増えたと思います。ブリオッシュ編みの流れを斜めのラインが断ち切っている。そんなデザインから、パターン名の着想を得ました。
amirisu: デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか?
Susanne: このデザインは、実際に自分の手を動かして編んでみて考えました。1回目のトライでイメージ通りに上手くできました。柄の繰り返しの微調整に時間をかけたので、美しいParadeの糸長を最大限に生かしたショールになりました。
amirisu: もう一枚編むとしたら何色で編みますか?
Susanne: ParadeのSiennaとPutrajaya(赤とピンク)か、ParisとKyoto(白とダークグレー)のどちらかで編んでみたいです。コントラストが強くても素敵ですし、楽しい色の組み合わせもいいと思います。私はニュートラルとカラフルのどちらを選ぶか決められないので、どんなデザインもたいてい複数枚編んでいます。
Susanneさん、ありがとうございました。