6月 18, 2022

Saltkaret by Sari Nordlund

Saltkaret by Sari Nordlund

今回は、ため息が出るほど美しい編み込みのセーターをデザインしてくれたSariさんにお話を伺いました。 美しい自然と豊かな伝統工芸を体験しにフィンランドに行ってみたくなります。

amirisu: デザインの過程で、どんな苦労や工夫がありましたか?
Sari: 19世紀以降、フィンランド西部で編まれてきた伝統的なセーターKorsnäsをもとにデザインしました。元々のオリジナルのKorsnäsは、ボクシーフィットで、棒針編みとかぎ針編みのパーツが組み合わさっているのが特徴です。もっとも苦労したのは、伝統的なセーターの雰囲気を残しつつ、丸ヨークにすることでモダンにアレンジしたところ。また、かぎ針編みの要素を棒針で表現するにはどうしたらいいかについても、長い時間考えました。

 

amirisu: もう一枚編むとしたら何色で編みますか?
SariKorsnäsセーターは、白のベースに赤色の模様が乗り、さらにアクセントに緑が加わっているものが多いです。その伝統的な色合わせを試してみるのは面白そう!もし自分のために編むなら、ワードローブに合うよう、白、黒、グレーのモノクロなコンビネーションにすると思います。

 

amirisu: あなたの住む町や生まれ育った町の好きな場所はどこですか?簡単に紹介してください。
Sari: 私はフィンランド西海岸にあるPietarsaariという小さな町で育ちました。美しい森に囲われ、さらさらの砂と気持ちの良い岩があるFäbodaビーチが大好きです。私たちは、よくそこへ泳ぎに行き、水平線に沈む夕日を眺めたものです。冬になって海が凍ると、氷の上をハイキングしに出かけていました。

amirsiu: あなたの国や地域に伝わる手工芸や技術について、好きなものを一つ選んで教えてください。
Sari: フィンランドにはかぎ針編みのタペストリーの豊かな伝統があります。私もぜひとも学んでみたいと思っているところです!

そして、彫刻についてももっと学びたいです。これまでに何回か木彫りに挑戦したことがあるのですが、楽しいと同時に、とても難しかったです!自然の木材のびっくりするほどの美しさが宿っている、スプーンなどの手彫りの道具が大好きです。