手染め糸の特徴について
amirisuではたくさんの手染め糸を扱っていますが、工場で染められた糸とは違う特徴がたくさんあります。その違いを理解した上でお買い物をして頂くよう注意事項をあげました。この特徴を生かして素敵な作品を作って頂ければ幸いです。
・色落ちについて
色落ちすると思って間違いありません。が、安心してください!毛糸用の染料は動物性繊維にしか染まらず、さらに熱を加えないと定着しません。染まったように見えて、実際はただ上に染料が乗っているだけ。洗えば取れるはずです。が、気を付けるにこしたことはありません。大事なものに色が移らないようにぜひ注意点ご確認ください。
1. 濃い色味は色落ちが強いです。まず編んでいる時に竹針が染まる可能性があり、濃い青色・赤色などは手にも付着することがあります。
そして、水洗いした時にもかなり色落ちがみられます。よって洗う時は必ず単体でお願いします。
2. 白いものと合わせて模様編みなどした場合も色移りに注意した方がよいでしょう。洗う際は、十分に水を切った上でお天気のよい日に一気に乾かすことをお勧めします。
・毛の飛びについて
ウール、そして特にモヘアやリネンなどの手染め糸はカセから玉に巻いている時に、かなりの毛が飛びます。その時は濡れたもので拭かず、掃除機などで吸い取れば他に色移りもなく、問題なく処理できます。
・においについて
色止め剤のにおい(酸っぱいにおい)のするものがございます。経年で薄まっていくものです。
・カセの色味について
手で染めていますので、ロットという考え方はなく、カセ毎に少しずつ色味が違っています。よって、カセが変わった時に編地でみると差がはっきり出る場合もあります。
対処法としては、同じ色の2カセを使い、まるでストライプを編むように編んでいくと、色味の差が混じって目立ちません。気になる方はお試しください。