1月 27, 2016

新登場★ Yarn On The House ★

嬉しいニュース!amirisuの毛糸ショップで新しいブランドのお取り扱いが決まりました。これまで旗艦店として扱ってきたBrooklyn Tweed、Quince & Co.、Woolfolkに加え、日本での旗艦店となりました、Yarn On The House
昨年アメリカで見かけ、その雰囲気と糸の柔らかさに惹かれました。柔らかいのに、ウェアとして使いやすそうな風合い。まだスタートしたばかりのブランドですが、長い時間かけて一緒に育てていきたいと思い、旗艦店の名乗りをあげました。これまで毛糸屋さんへの卸をほとんどしていなかったブランドなので、アメリカでも取り扱っているお店が少ない状態。本当にゼロスタートです。




amirisuと同じようにスタートして2年ほどというYarn On The House (YOTH)はヴェロニカの情熱から生まれた会社。アメリカのワシントン州、シアトル近郊をベースにしている会社です。毛糸の手染めを始めた彼女は、会計の仕事をやめて毛糸に専念することを決意。弟に一緒に会社をやらないかと声をかけたと言います。
丁度ビジネススクールを卒業するところだった弟のダニーは、二つ返事で参加を決め、家族ビジネスが始まりました。今ではヴェロニカのお父さんが展示会の什器を作ったり、娘さんがパターンのモデルをしたり、家族総出で支えています。
そんなブランドのコンセプトも「家族」。糸の名前はBig Sister (ヴェロニカのこと)、Little Brother (ダニーのこと)。この2つはMCNといわれる、メリノ+カシミア+ナイロンのブレンド糸。光沢がありつつ、カシミアの柔らかさとメリノの丈夫さと。素晴らしい糸です。そして最近加わったのが、FatherとMother。この2つはウールのしっかりとした糸で、とくにメンズライクなアイテムにオススメです。



YOTHの特徴といえば、その色。ヴェロニカが自宅のキッチンで実験をしながらひとつひとつ生み出されているパレットは、自然の色からインスピレーションを得ています。それを反映してか、色の名前は植物や食べ物の色。Shiitake、Sea Salt、Cacaoなど、お料理をする感覚で色を混ぜてみたくなる取り合わせです。どれも美味しそうな名前!
そして私たちがYOTHの毛糸を気に入った理由として重要なのは、毛糸が工場で染められていることです。手染めに見える風合いにこだわりつつ、工場で染めているのでロット差が非常に少ない。ウェアや大きい作品を編むのにとても安心です。
また、化学染料は環境負荷の高い物質です。小さなスタジオで染めるのは素敵ですが、ちゃんとした染色工場で染め、下水処理をしているというのは、沢山の毛糸を扱う私たちにとって重要なことなのです。



さて、気になる糸のラインアップ。amirisuで最初に扱うのはBig Sister、Little Brother、Fatherの3種類です。
Big SisterはMCN(Merino Wool 80%, Cashmere 10%, Nylon 10%)のDK weight。100gで231ヤード(211m)というたっぷりさ。Sサイズのセーターなら3~4カセで編むことができます。



Little BrotherはやはりMCNで、435ヤード(398m)とたっぷり。ショールなら1~2カセ、ウェアなら2~3カセで。軽くすてきなカーディガンができそうです。


Fatherは100% Rambouillet種のアメリカンウール。さっぱりした手触りかつ、もっちりとしていてとても編みやすい毛糸です。太さはAran(Worstedより若干太め)で、220ヤード(201m)。1カセで帽子などの小物が、セーターなら4~5カセです。



Yarn On The Houseの毛糸、今日から販売開始です。明日は厳選したパターンのオススメを紹介します!

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