2月 02, 2023

Woolfolkで編みたい!

Woolfolkで編みたい!

2023年初めてのamirisuデザイナーによるコレクションはWoolfolkを使ったデザインです。

Woolfolkを使ったことがある方はお分かりだと思いますが、毛糸界のハイブランドと言っても遜色のない毛糸ばかり。手触りといい質感といい、もう最高なんです。一度編むと病みつきになる、そんな糸ばかりの素敵なブランドです。

amirisuは、Woolfolkが始まった頃からこちらの糸を仕入れてきましたが、問題が一つありまして。
Woolfolkが出すパターンがどれもサイズが大きいんです!モデルは170cm越えで、小さいサイズでもとにかく着丈が長い。私は155cmですが、全く太刀打ちできない丈感でパターンが書かれています。
そうなるとキットにする糸量も必然的に多くなり、そして値段も上がってしまう。スタッフ一同、悩みの種だったんです。

そこで、去年からWoolfoolkを日本人向けにデザインしようプロジェクトがスタート。小さめサイズからスタートするサイズ展開でパターンを作りました。これで私のような背が高くない方でも問題なく着られます。そしてもちろん糸量も少なくて済む!

簡単にそれぞれのパターンの特徴をお伝えします。

小宮さんデザインのAzami。Woolfolk FÅRを用い、トップダウンでいきます。FÅRはWoolfolkの中でも肌触り抜群で暖かさもピカイチ。私がモデルですが、このセーターが一番暖かかったです。ヨークの模様はとっても可愛いのですが、使っている色の色味がWoolfolkを使うと、まあシックになるもんです。年齢関係なく着こなせる1枚だと思います。

 

美希さんデザインのMinori。模様のパネルの組み合わせで構成された下から編む丈が短めのセーターです。美希さんデザインですのでオシャレ度高まってますよね。そしてパターンの師匠からのコメントとしては、初めてのボトムアップのパターン、美希さんよく頑張りました!みなさん美希さんの頑張りぜひ編んであげてください。

 

桂子さんデザインのHinoki。Woolfolk FÅRとFletteの編み込みカウルです。Fletteがモケモケしていますので、編地の違いが面白いことになっています。糸始末を頑張ると、裏面も使えますよ。チクチクにうるさい男性へのプレゼントにも如何でしょうか。

 

私デザインのWoolfolk FÅRで編むYukiyanagi。ボトムアップで行きます。裾と袖口に模様入っていますが、ラグラン線の模様もそれと同じもの入れています
Woolfolk FÅRの気持ちよさを毎日着たいなと思ってシンプルなデザインにしました。襟ぐりは詰めようと思えば詰められますよ。

 

大鶴さんデザインのMakiba。モケモケのFlette Bulkyで編み、ポイントを色替えでTOVで編むという上級テクニック!
実はFlette Bulky、編地は可愛いのですが段数を見定めるのが非常に難しく、それを簡単に編めるように色々と考えられているパターンです。カジュアルだけど品のいいベストを探している方、ぴったりですよ。

 

それぞれのデザイナーの良さが出た今回のコレクション。受注販売ですので、色味などをゆっくり考えてご注文頂ければと思います。
可愛さを取るか、暖かさを取るか、肌触りを取るか、ご自分のワードローブを眺めながらお好きな色味、選んで下さいね。

トクコ