6月 06, 2020

Azure by Yuko Shimizu

Azure by Yuko Shimizu

 今日はAzureのデザイナー、Yuko Shimizuさんをご紹介します。編み込みのセーターは海外のニッター達にも人気ですが、20号では素敵なディテールが詰まったカーディガンをデザインして下さいました。

amirisu: このデザインのインスピレーションはどこから得ましたか?

Yuko: 私は編み物の他にお裁縫も好きで、夏はよく自分で縫ったお洋服を着ています。特に夏に旅行するときに欠かせないのが、一枚でコーディネートが完成するワンピース。ちょっと昔風のフィット&フレアのワンピースが好きなのですが、そういうワンピースにあう羽織りものがあるといいなとずっと思っていました。

そんなわけで、20号のテーマを聞いた時にすぐ、眩しい太陽の下、石畳をワンピースにジュートサンダルで歩いた記憶が思い浮かびました。きらきら輝く太陽に、風がさっと通り抜けて。。。それを形にしたのが、今回のAzure cardiganです。

amirisu: もう1枚編むとしたら何色で編みますか?

Yuko: 実は既にマスタード色(amirisu ParadeのDenali)で一枚編んでしまいました。指定糸はamirisu Wanderlust Linenですが、Paradeで編むのもオススメです!更にもう一枚編むとしたら、ネイビーで編んで黒いスクエアのボタンをつけたいですね。水色は海辺で、マスタード色は燦々と輝く太陽の下の街歩き、そしてネイビーは夜の街で着たいです。

amirisu: 編み物を始めたきっかけは何でしたか?

Yuko: 物心ついた頃から母が持っているお裁縫の本を引っ張り出してはあれこれ妄想するのが好きな子供でした。母が洋裁、祖母が編み物が得意ということもあり、そういう本が家にはたくさんありました。そんな私が確か5歳の頃、母は針と糸と布を与えてくれて私に刺繍を教えてくれました。それから「何かを作ること」の魅力にとりつかれたような気がします。

当時もそして今も変わらず好きなのが、きっと皆さんも一緒だと思うんですけど本屋さんの手芸コーナーを隅から隅までチェックすること。そうして手に入れたかぎ針編みレースの本を握りしめて、編み物が得意だった祖母にレース編みを教わったのが編み物を始めた一番初めの思い出です。
 

amirisu: ご自宅の近くのオススメのお店や場所があったら教えて下さい (自由に旅をできる日々が戻ってくることを夢見ています)。

Yuko: 私は福岡の東の方に住んでいるのですが、お天気のいい日は車で西の方までお出かけするのが好きです。荒津大橋(博多港に架かっている橋です。橋自体のデザインもカッコイイですし、何よりそこからは空と海がとても綺麗に見えます)を渡って糸島まで。海のそばのHumming Joeというヨーロピアンアンティークのお店をのんびり見てまわるのが今の私の一番贅沢な週末の過ごし方。美しい北欧アンティーク家具はもちろん、珍しい手芸本や布、ドイリー、チロリアンテープなどの手芸関連の品にも心奪われます。

また、糸島には美味しい牡蠣小屋やレストラン、おしゃれなカフェや窯元もたくさんあって何度行っても新鮮な感じがします。お店を見て回るには車が必須ですが、とてもオススメのエリア。私もCOVID-19の影響が落ち着いたら、またゆっくり小トリップができる日を心待ちにしています。