棒針編み"オンライン"基礎講座について
トクコです。先週末に売り出した棒針編み"オンライン"基礎講座。いつものように色々とご質問を受けましたので、またブログを書くことにしました。
今回は、「製図と計算を習えば、思い描いた通りのそして自分にサイズがぴったりのセーターが編めるようになる」かどうか問題についてです。
まず私個人の話しをしようかと思います。
amirisuの雑誌や出版本、セータークラブ、お正月キットなど毎年たくさんのものをデザインしていますが、どうやってデザインしているかと言いますと。
- 作ろうと思う雰囲気やイメージの元を探す。
- 製図を書いてみる
- ゲージを取って計算し、デザインの肝部分を試し編みしたりする
- 本番に取り掛かる。が、大体ゲージが狂ったり、思い描いたものにならなかったりするため、難しいデザインだとセーター2枚分編むことになったりする。
という流れです。そう、残念ながら製図と計算方法が身についていても、経験値が少ない糸や形を作る場合は、結局セーター2枚分を編むハメになるわけです。
何が言いたいかといいますと、製図と計算はデザインの初歩の初歩段階であって、それを学び、さらにそれを使って何枚もセーターを編まないと結局自分の身につかない。それが現実なんです。がっかりしましたか?
でもみなさんはその初歩段階もわからずに、適当に色々やっているわけです。ゲームで言うと、基本道具も身に付けないまま、旅に出ているようなものですよね。
が、計算の基礎を学んでから、セーターを編む旅に出ますと、土台の上に経験値が積み上がるばかりですので、編めば編むほど、どんどん上達していきます。
いつものあのやり方には、このバージョンもあるのか。
あの技法、裾に使えるな。
腕回り寸法はあのデザイナーと気が合ってるな。
みたいな学びが何を編んでも見つかります。パターンを買って編んだとしても、今までと視点が全く違ってくるはずです。
製図と計算がわかっていると、短い時間で「思い描いた通りのそして自分にサイズがぴったりのセーターが編めるようになる」に到達できるようになるとは思います。
今回の講座ではそのやり方を学べる。そう思って参加してください。
5回の講座では私に質問し放題です。この講座に関係ないから御法度みたいなケチなことは言いません。ぜひこの機会にいつものあの謎を解決して、新しいドアを開けて欲しいと思います。
ご参加お待ちしています。
棒針編み"オンライン"基礎講座講師
落合徳子