表現者になりたい -トクコの編み物仕事遍歴 3-

5月 08, 2019

大学を卒業したあとは図書館司書になって、好きなだけ本を読む計画でしたが、3年生の時にバブルが崩壊。地方公務員への道は恐ろしく厳しいものとなり、私の計画はあっという間に頓挫しました。

とりあえずと言ったら失礼な話ですが、とりあえず結婚することにし、その後は夫の転勤もあって静岡西部に7年ほど住んでいました。その間、ファミレスのバイトから最後は800名規模の小学校の市職員までやりましたが、どれも一生の仕事にしたいという気持ちまではなれませんでした。

その後、夫の転職で沖縄に移動します。そこで最後にフルタイムで働いた場所が、なんと遊技場、いわゆるパチンコ屋の事務方だったんですが、そこが転機でした。
まずその時一緒に仕事した東京の上司が大手遊技場から転職してきた業界では有名な方だったのですが、非常に彼に気に入られ、かなり自由に仕事をさせて頂きました。それまでどうも会社員として上手く立ち振る舞いができない自分というものの扱いに悩んでいましたが、人として能力があるということを認められ、とても自信がついたんです。

あとは、一緒に働いていた女性陣から、編んでいるものを褒められ、本気でオーダーをお願いされたこと。たぶん、下田直子さんのスパンコールのバッグだったと思います。
もちろん、いつでも何かしら編んでいましたが、それまで人に褒められる事はあまりなかったんです。というのも、その頃はパリに住んでいた姉のために編んではせっせと送る生活。自分で身につけるものは1枚も編んでいませんでした。姉にはもちろん喜ばれましたが、身内から褒められてもね。仕事にしようなんて考えもしなかったわけです。

オーダーはお断りしたのですが、こんなに褒められるということは、もしかすると編み物を仕事にしてもやれるかも知れない思い始めました。考えてみると、音楽と読書以外で大人になっても続けていることは編み物しかありませんでした。そして、自分が会社員が向いていないということは、この10年ほどで身に沁みて感じていました。
上司には申し訳ない気持ちでしたが、会社を辞めて編み物の勉強を真剣にやろうかと思った途端、夫がまた転職をし、内地に戻る事になりました。よし!チャンス到来ですよ!






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