スローなビジネスのはじめかた3– 2人で会社を始めるということ

6月 19, 2019

よく言われることなのですが、世の中には起業向きの人と、経営向きの人がいます。起業向きの人はアイデアを思いつく人、そして、会社立ち上げの時に直面する「マジか」というような事態に知恵を持って立ち向かえる人です。一方で、経営向きなのは、財務に強く堅実にちゃんと会社を回していける人。

と、一般的には言われていましたが、最近わたしが感じるのは、両方必要なのではないかということです。ビジネスのスピードがとても早くなってしまい、以前だったら5年、10年くらいのスパンで立ち上げていた新規事業も、1~3年でやらなければならない時代になってきました。会社を続けていくには堅実さも大変重要ですが、常に未来を考えていなければなりません。これを1人で行うのは、かなり難しいことなのではないかと思います。普通の会社には経営者が1人しかいません。

社員が50人、100人いたら、堅実係の人とアイデア係の人にそれぞれ案を出させて社長が決める、なんてこともできるかもしれません。でも小さいスタートアップにはその人員はいません。

代表者が2人いる、というのは実はとても良いことなのではないかと思うのです。

経営や起業の本を読んでいると、意思決定者が複数いることの悪い側面ばかりが書いてあり、複数で社長をすることが基本オススメされていません。2人の意見が合わなかったらどうするのか?みたいなことばかりです。(銀行でもおじさんたちに言われます。)でも思います。一番身近なパートナーを説得できなくて、どうしてお客さんを説得できるのか。たいていトクコさんが説得される側で、わたしが説得したい側なんですけどね。

スタッフには方針が2つ伝わらないよう、それだけは気を配っています。たまにやっちゃうかもしれませんが。

 

2人で会社をやるうえで一番いいことは、会社に人生がかかっている人が少なくとも自分だけではない、ということです。これは大きいことです。心強さが2倍どころか、100倍くらいになります。よく眠れます。結婚すれば喜び2倍、悲しみは半分と言いますが、共同経営者がいるのもきっと、それに似ているのではないでしょうか。

グーグルも2人で始めた会社だし、ある尊敬している会社は代表が3人、世の中にはなんとかブラザーズ、みたいな会社名も沢山あります。兄弟2人とかそいういうのがやっぱりいいんじゃないかなと思うのです。でもきっと、ケースバイケースなのでしょう。わたたちは少なくとも、日々「1人じゃなくてよかった」と口々に言い合っています。

今日はちょっと堅い話になってしまいました。ではまた次回。






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