スローなビジネスの始めかた 10 – 経営者に育休はない

1月 15, 2020

これまで自分でビジネスをすることを推奨するようなブログを10回にわたって書いてきたのですが、もちろん、自分の力だけでお金を稼ぐのは並大抵のことではありません。全部自分に返ってくるというのは、報酬だけではなく、お叱りの声も、トラブルも全部。会社員→起業→会社員→amirisuと渡り歩いてきた私ですが、会社員時代には「毎月とりあえずお給料が振り込まれるってなんて気楽なんだろう」と思っていました。

経営者になると、失業保険に入れません。仕事がなくなっても、会社を畳んでも、失業手当はありません。(とは言え、10年以上雇われていた時にも失業手当をもらったことはありませんが。)失業保険に入れないと何が起こるかというと、育休をもらえないということなのです。法律で定められた最低期間しか休めません。

法律では女性が会社を経営するということがまったく想定されていないのかな、と感じざるをえません。自分の会社なんだから、好きにお金を使えばいいと思われるかもしれませんが、経営者、役員に報酬を払うのは意外と大変で、勝手に臨時ボーナスなど支払われないのです。育休期間中休むのであれば、お給料は出すことができません。まあ何より、仕事が待ってくれないので休めないのですが。

わたしの周りには、起業してから結婚・出産・育児をしている人が何人もいるのですが、皆大変な苦労をしています。ベビーシッターを雇ったり、配偶者の協力は本当に欠かせません。でも出来ないことはない!もしこれを読んでいる方で迷っている方がいたら、ぜひ思い切って欲しいです。体力のある、やる気がある時に起業するのが一番。少数ではありますが、社長業をやりながら出産・子育てをしている人も世の中にいます。それも、素晴らしく。

こんなふうに子育てしたい、と目標にしている友人のひとりがいます。初めて会って青山で会食した時、彼女は9歳になる息子を連れて来ました。私たちがおしゃべりしている間、彼は自分の好きな本を隣で読んで、眠くなってきたらお母さんの膝に頭を乗っけて寝ているのを見て、正直びっくりしました。でも、そうやって彼は事業をやる母の横顔を常に眺め、会話を聞き、成長していきました。家ではもちろん家族の時間も、手作りの食事も大事に。でも子供を置いて会食に行く代わりに、連れて行っちゃう。その思い切りに感心しました。

女性が起業し、経営することがまったく想定されていない社会や法システムの中で、そんなエネルギッシュな女性が増えていったら世の中変わるんじゃないかと、大きな希望をもってamirisuを頑張っています。






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