9月 03, 2019

セータークラブができるまで 1

セータークラブができるまで 1

無事に開催できるのであれば、今年で3回目のセータークラブ。こんにちは、デザイナーのトクコです。
毎年、夏になると「ねえ、やっぱり今年もセータークラブやるの?」と一応スタッフに聞いてみる私。そう、やっぱり今年もやるそうです。これ大変なんですよね。仕事なので、やりますけれども。

気を取り直しまして!第一弾は今編み物界で大流行り中の太めモヘアで編むセーター。糸はKOKONを使うことにしました。KOKONであればソリッドのシックなカラーが揃っているので、みなさん着やすいかなと。

雑誌を見たり、Webでセーター類をひたすら検索したり、ショップに見に行ったり。参考になりそうなサンプルを探しながら、試し編みをします。今回は3枚大きなスワッチを編み、4日間考え続けました。
シンプルだけど、糸の特性を思う存分楽しめる、毎日でも着たいセーター。が、それが一番難しい。

実は一番の問題は、世の中がまだドロップショルダーのセーターが流行っているという事です。ゆったりとして肩が落ちているやつですね。
個人的にもうあの形に飽きていまして、それではない形をデザインしたいと思うと、少々難しかったんです。
でも!日曜日の深夜、あるブランドの新作を眺めていたところ、突然降りてきました。

今回のポイントは:
・編みにくいモヘアでも楽しめるデザインを!
・ゆるいセットインスリーブで。
・でも私が作るので、引き返しと綴じはぎはあるよ。

でいきます。とりあえずメリヤスと模様編みのゲージが違うところを、デザインでどうカバーできるかが思案のしどころ。太い糸だと1目違うだけでかなり差が出てきますので、ゲージの違いは大問題。
まずは手を動かしてみることにします。